ゆらゆら生活

2012年に始まったゆらゆらとした生活の中、絵を描くことの魅力に。

チェファルー① (山頂前)

2014-12-04 | 風景(旅行)

最初の宿泊地ホテルには一晩徹夜状態で深夜に到着した。結果、途中で目が醒めることもなく6時半のモーニングコールまで眠るこができ、まずまずのスタートとなった。

チェファルーはシチリア島北部ティレニア海に面する漁村、歴史はたいへん古く、紀元前にギリシャ人とフェニキア人の交流の場として栄えたそうだ。大聖堂の直ぐ後ろには圧巻巨大な岩山がそびえ立っている。街の全貌が望める岩山の上には、なんと紀元前の神殿跡が残っている。

お天気と体調、両方が整った場合だけ山に登ろうと決めていた。

ホテルから大聖堂まで説明を受けながら街中を散策し大聖堂前でいったん解散、希望者のみ山頂を目指すことになった。山にはトイレが無いと聞いて、教えて貰っていたトイレへダッシュの後仲間を追いかけた。途中の分かれ道、どっちに行くべきか立ち止まっていると、アパートの上洗濯物の陰からおばさんの声が。言葉は全くわからなかったが、アパート脇の小道を指差して教えてくれた。スケッチ道具を背負った東洋人が歩いているのを眺めていたのだろう。笑顔のお礼をして小走りで階段を登った。 

なんとか仲間に追いつき、眩しいばかりの天気のもとのトレッキングとなった。距離はそれほどではないものの、傾斜は想像以上だった。脚がわなわな、途中で休憩をと思い、一枚目のスケッチを始めた。シチリアに無事にこれた安堵感に、この景色を描きたい気持ちが加わって、やや空回り、現場での絵はこんな感じ、ぼんやりしたものになってしまった。

   実際の絶景はきらきら。 

描き終えてから、近くで描いていた友人にスケッチ荷物を預け、さらに上絶景ポイントへ向かった。


今日一日が素敵な日でありますように

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