晴れ上がった空のように・・

日常の出来事や読んだ本の紹介

天国で君に逢えたら

2007年02月06日 | 
末期がんで余命宣告を受けた世界的プロウインドサーファーが綴る、軌跡のようなラブストーリー!

2年前に新刊で入ってきた時の「帯」のキャッチコピーでした。
息子の注文で買った本でしたが、やっと私の手元に帰ってきました。

飯島夏樹・・
1966年東京生まれ。日本人で唯一8年間ワールドカップに出場し続けた世界的プロウインドサーファー。マウイ、グアムを拠点に世界大会に出場。グアムでマリンスポーツセンターを起業する一方、「Hi-Wind」にエッセイを連載。

2006年肝細胞ガンと診断される。余命宣告を受ける中、「自分は生かされている」と体感し、執筆活動に生きがいを見出した。妻と幼い子供4人を残し、この後、天国へ旅立つ・・・・

と、著者紹介のらんには、長い説明文がありました。
メディアでも紹介されて、ずいぶん話題になったようです。今年夏には映画化されるとの情報もあります。

まず・・本の中身は~というと、病床の執筆とは思えないくらい、明るく、楽しく、コメディータッチの物語です。

国立がんセンターで働く、精神科医を目指す、臨床心理士の「純一」が、病院の中で、患者たちの心のケアをするために「手紙屋Heaven」を開設します。そこに訪れるさまざまな患者さんとの心の交流がはじまります・・

とにかく軽妙でユーモアたっぷりの文章、話の展開に思わず声を上げて笑ってしまいます。そして最後にはほろリとさせられてしまう。とても、にわか小説家、とは思えないです

「はっ!」とさせられる、素敵な言葉もたくさんでてきました。

続編の「神様がくれた涙」
も読んでみたくなりましたよ~