ゆうゆうの教会便り

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讃美歌6番 「我ら主を称えまし」

2014-08-13 21:50:29 | 讃美歌
先日の礼拝、最初に歌いました。
"We would extrol thee, ever blessed Lord" by Nicho Grieve, 1868-

 1) われら主をたたえまし、
    きよき御名あがめばや、
    くる日ごとにほめうたわん、
    神にまし王にます
    主のみいつたぐいなし

  2) 世は世へとうたいつぎ、
    よろこびとおそれもて
    主のくしきわざをつげ、
    みさかえをほめたたう。

  3) めぐみはかぎりなく
    主にたよる子らにあり、
    みいかりをしのびつつ、
    あわれみをたれたもう
    主を愛し、主につかえん。

詩編145編に基づいて作られた詩編歌であり、イギリス国教会の讃美歌集 Hymns Ancient and Modern, Revised (1950) から採られた。
作詞者のニコル・グリーヴ(1868-1954 英国)はニューキャッスル王立初等中学校、エデインバラ大学で学んだ後、
英国長老派教会の牧師となりニュービギン・バイ・ザ・シーとリヴァプールの教会で牧会した。
"We would extoll Thee, ever-blessed Lord" は、彼が1940年に出版した『1650年のスコットランド詩篇歌集:改訂版』
(The Scottish Psalter (1650): An Revision)に収められ、書名からもわかるように1650年版を改訂したものである。

曲は“Old 124th”(Pseaumes de David-ダビデの詩編歌-、1551)であり、もともとは詩編124番のための曲であるが、
グリーヴはこの詩編145番による歌詞との組み合わせに指定をした。

この“ダビデの詩編歌”は、英国プロテスタント(この場合はカトリックとの対比において、即ち、英国国教会を含む・・・
ヘンリーⅧ世による英国国教会設立は1534年)の讃美歌の生成と発展に大きな影響を与えた。
“ダビデの詩編歌”は、スイスのジュネーヴで編纂されたものであるが、当時スイスでは、カルヴァンによる宗教改革が進められていた。
カルヴァンは、「神の言葉が礼拝の主要な地位を占めるべきで、人の創作はそれに代わるべきでない」という見解を持っており、
この原則に合致するものとして、いわゆる“詩編歌”(Pseaumes 旧約の詩編を各国語の韻文に訳したもの)を教会の礼拝用として採用した。
旋律は新作もあるが、古いチャントやフランスのバラードや民謡からも取られ編曲された。

時を同じくして、ジュネーヴに逃れていたスコットランドの宗教改革者ジョン・ノックス達のプロテスタントによって
英語による幾つかの詩編歌が編纂された。
代表的なものが1562年にジョン・デイによって出版された150編の“英国ジュネーヴ讃美歌集”である。
この讃美歌集は旋律だけであるが、“Old Psalm”として永らく英国で用いられ、そのうち幾つかは今日まで受け継がれて来た。
Old 22nd(「讃美歌」の70番)、Old 100th(「讃美歌」の4番、5番、539番)、Old124th(「讃美歌」の6番、226番)等である。
この曲は最初、非国教会派のあいだに普及したが、今日では国教会でもこれを用いている。  (以上、ネットからの引用です。)

この曲のメロディはココをクリックすると聴かれます。



薄暗い流れの畔に沢山飛んでいた<ハグロトンボ>
胴がメタリックグリーンの(♂)です。


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