みっく・じゃがの「ひとりごと日記」

日々思うこと、考えること、時には写真も

カモミール(ウズベキスタン産)を染める

2014-12-16 15:27:50 | 日記

    今年の夏に夫がパミール高原に旅行して買ってきてくれた染め材、今回が最後です。

    いよいよ、最後の材料 カモミールです。

         

    これは染め材として売っていたものではなく、お茶として売っていたものだそうです。

    飲み物として売っているものは「安心だから」ということで買ったそうです。

    〔飲めるもの→染め材〕は成り立ちますが、〔染め材→飲み物〕は成り立ちません。

    染め材屋さんで売っているもので、例えば〈うこん〉は飲めませんから用心してください。

    飲料として売っている〈うこん茶〉は飲めます。当たり前です。

    このカモミール、畑から刈って束にして売っていて、これを細かく切ってポットに入れて飲む。

    私は、これを細かく切ってから水に入れ2度煮出して染め液を作りました。

    こんな色になりました。

         

    (フラッシュが光っていて ごめんなさいね)

    カモミールなどのハーブを染める時は、同浴染めという染め方をします。

    通常、染めは染め液に入れる前に媒染をする先媒染、これはミョウバンを使います。

    前回『クルミを染める』にも書きましたが、絹糸というのは脂がノッていて染め液もはじきます。

    そこで精錬という作業をして脂と汚れを取り除きます。

    〇 媒染はこのあとでミョウバンで媒染した後、染め液に入れて煮て染めます。

    〇 後媒染は染め液で染めた後に木酢鉄で鉄媒染、酢酸銅で銅媒染をします。

    さて、同浴染めというものは染め液の中にミョウバンを入れてしまって染めるものです。

    なぜなのか、ハーブの種類で染める時は同浴染めをします。

    というわけで、糸が入っている写真です。

    染めは沸騰したら弱火で30分煮立て、翌日までおきます。

             《翌日》

           鍋の蓋を開けてこんなです。

         

    写真では定かではありませんが、ほとんど色が糸に吸収されて、液体は透明に近いです。

         

    こんふうです。最初の色がほとんどなくなっています。

            朝日に向かってベランダで干される染まったカモミールです。

         

                   

         乾いた糸がこれです  シルク平巻糸1/6(67g 317m)を3綛染めました。

         

    とても柔らかい黄色に染まりました。まさしくカモミール色です。

    夫は 昨年 キルギスタンでもカモミールを買ってきてくれましたが、

    その色に比べると柔らかい色になりました。

    キルギスタンのカモミールは、もっと濃い色で力強い男性的な色ですが、

    このウズベキスタンのカモミールは女性的な優しい柔らかい色です。

    日本で染め材屋さんで売っているカモミールはドライの花だけのせいか、

    もっと薄い色です。

    それにしても、カモミールの香りがプンプンして部屋に下げていると

    部屋中、カモミールの香りです。

    このところ、染めるだけで織りまでいけないんですが、今は染めるのを主体にしています。

    寒い日、冷たい水で染めに入り、翌朝 まだ明けやらない朝に仕上げをする・・・そんな毎日です。

    

        


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8 コメント

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みっく・じゃがさんへ (くりまんじゅう)
2014-12-16 17:18:03
植物は総て 総てといったら語弊があるかも知れませんが
染め材になるのですね。カモミールも採れた場所により
仕上がりが違う色になるのですね。干されている糸より
仕上がった糸が色が薄くなっていますか?
優しい色合いですね これはマフラーになりますか?
カモミール! (まろ)
2014-12-16 18:00:32
美味しそう!(笑)
お茶は好きです。落ち着きますね。
国によって色の出具合が違うんですね。
奥が深いものですね、染色。
絹糸もそうなんですね、羊毛も原毛は脂が抜いてないものは、わざわざフィッシャーマンセーターやカウチンセーターなどに使うそうですね。水をはねるからいいのだとか。
しかし染まらないでしょうね。
カモミール (ようちゃんばあば)
2014-12-16 19:18:29
刈り取って 乾燥したものを使うんですね。
畑で摘んだカモミールの花を乾燥させて 車の中においています。
花だけでは色が薄いのでしょうね。
先日の胡桃は 真っ黒で びっくりでした。
染め材は口にできないけど 飲めるものを染めには使える!なるほどです。 
染めの世界は知識が無いので その分野を奥深く仕事にされている様子を
見せていただくと とっても刺激を受け 楽しくなります。
カモミールを染に (左利き)
2014-12-17 10:24:24
植物は全部が染めの材料に使えるんですね

私はカモミールのテーパックを
喘息の人に効果ありでお茶代わりに飲んでいます
飲み始めてから 発作は一度も起こしていません
カモミールで染めたストール、織って生地にしてこの時期(インフルエンザ流行)のマスクを作ったら良いのではと頭をよぎりました 

(自前のマスクを作るのにガーゼの専門店で購入して
作っていました。テーパックのカモミールで上質の綿糸を染めることができますか

カモミールのお茶を飲んで 中から
襟元に蒔いて
口に当てて

これを 作ったら最高のヒット商品間違いなしですね



くりまんじゅうさんへ (みっく・じゃが)
2014-12-17 15:12:51
堅牢度というものもあり(染めの度合いの強度)、
すべてと言うわけにはいきませんが、
色を問わなければ、何でも染められますよ。
干している糸が濃いのは、単に濡れているからです。
乾いた色が染まった色です。
まろさんへ (みっく・じゃが)
2014-12-17 15:18:45
カモミールティーお好きですか?
お茶の時はそうでもないですが、染めているときは
ほのかにリンゴの香りがして、ほんわかします。
この香りはダクトを通じてお隣の人もベランダで分かるらしく、
「カモミールを染めてますか?」と聞かれます。
逆に変な匂いの時もあるので、そんな時は迷惑かけてるかなぁと
心配します。
ようちゃんばあばさんへ (みっく・じゃが)
2014-12-17 15:23:10
こんなブログですが、楽しんでいただけると嬉しいです。
まず、染め材屋で買ったザクロを染めますが、
その後に茜やスオウなど、赤いものも染めていきますから
楽しんでください。
左利きさんへ (みっく・じゃが)
2014-12-17 15:28:38
カモミールで染めたストールを首に巻くと喘息にいいならいいですね!
ティーバックでマスクが染められるかどうかはしたことがないのではっきり言えませんが、
ガーゼにはノリが付いているでしょうから、まず、そのノリを取らなければなりませんね。
それよりも、カモミールティーを霧吹きに入れてマスクに吹きかけるのはどうでしょうか?

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