僕の細道

キャンプ

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気候も良くなり,寝袋とテントをオートバイに括り付けるキャンプシーズン到来となった。
今回はキャンプビギナーへの誘いとなるか?
キャンプ未経験者からすると、果たして寝袋にて一夜を過ごすことが出来るか、食事のこと、大小便の排泄等気になるところでしょうが…。キャンプを始めてみようとあれこれ考え、形から用具を購入したいが、最初からそんなにお金を使う必要はない。ランタンは空き缶にろうそくを立てるだけでキャンドルが作れますので,あとからでも良いでしょう。だがストーブ(コンロ)だけはどうしても必要となってし
まった。

以前はどこで焚き火をしても問題はなかったのだが現在はあちらこちらのキャンプ場で直火が禁止となり、最低限の装備となってしまった。一日や二日の短期ツーリングではガスタイプの方がランタンと共用でき便利だが、三日以上の長期となると旅先での入手を考えてガソリンも捨てがたい。

クッカー(容器)も最初からは必要ない。ラーメン用なべのように片手なべで代わりは可能。自分も初めてアウトドア料理をしたのは日帰りの林道ツーリングでインスタントラーメンを食したときでした。そこからレトルトクッキング・炒め物・米料理と進み、最近はパスタ&シチューが定番となっています。初めのうちは湯だけ沸かしてカップ麺に注ぐ。それもアウトドアクッキングです。

次に寝ることですが、慣れるまではDAYキャンプで寝袋やマットを使い、昼寝をしてみると良いでしょう。また,家の中で布団の代わりに時々昼寝でもしてみるとか。背中のゴロゴロ感が気になる人は敷布団の上に寝袋をのせて寝てみる。次に畳の上とか、段階を踏んでみましょう。

寝袋は睡眠中に疲れを取るためにも金額に囚われず、寝心地の良いモノを選びましょう。僕は夏の日差しの中、河川敷でゴロゴロの小石を並び替えてその上にマットを敷き、川のせせらぎを聴いたり、静寂な林の中で鳥のさえずりをBGMに昼寝をするのが好きです。

トイレに関しては最近のRVキャンプブームのおかげで、山中でも水洗トイレが出現したりとずいぶん良くなりました。宿泊するキャンプ場に前もって問い合わせておくと便利でしょう。

夜間等は大概、男性(BF、恋人、旦那)が近くにいると思いますので付き添いをお願いしてみましょう。それがお互いの信頼を深める機会にもなるでしょうし、相手の見極めに適しているかも知れません。

ベテランになるとシーズンオフのスキー場などの公共施設を活用したり、地面に穴を掘ったりもしてますが。

テントは一人用では荷物を置くスペースが少ないので二人用の方が良いでしょう。二人一緒で泊まると言う人は三人用がお薦めです。 ディスカウントショップで売っている安物は天候が良いときには快適ですが、悪天候時は辛く耐えがたい時間を過ごさねばなりません。気候もロケーションも良いときしかキャンプをしないという方はメンテナンスさえすれば2~3年は持ちます。

アウトドアショップで販売している高価なものは、多少年式が古くてもしっかりしたものを購入すれば糸の解れもなく10年以上は使用が出来ます。

収納時の大きさ・重さもオートバイツーリングには重要になりますので、使い勝手等も店員と相談してみましょう。どちらにするかは自分の目的に合わせて選びましょう。

費用を安くあげるために始めたキャンプもいつしかいろいろな友人と成り得た出会いの場となりました。

神戸大震災のとき、普段から家族でキャンプを行なっていたため、子供たちが暗闇の中でも怖がらずに毎日がキャンプだと喜び、安堵したと語る友人も出来た。

時間を忘れ、夜通し語り合い、先人たちの知恵や知識を受け継ぎ、語るまでに寝袋で幾泊を過ごしただろうか。

キャンプ場でのアルコールは人の輪を造る潤滑油と成りうる。たとえ飲めなくても酔える話しは出来るはず。酒に酔うのではなく、話しに・人に・夢に酔う時間がキャンプでは生まれてくる。人任せではなく、自分のことは自分でする自己責任の観念も必要となってくる。

人を見つめているといつしか自分も見られているのに気づくはず。そこにあるのは時と場所を選ばぬ思い秘めた旅人たちの世界のみ。

なにも難しく考える必要はない。そこに有るものをバイクに括り付けて星空の下へ出かけてみようか。
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