所信表明

　10月26日、臨時国会が召集され鳩山首相が所信表明演説を行いました。
内容は理念的なものが中心でしたが、聞いてるものにとっては
大変わかりやすい話しだったのではないでしょうか。
　財界や強者の代弁者でもある自民党や貧民や弱者の代弁者でもある共産党を
野党としているだけに、民主党のマニフェストとの関係で、
いろいろ指摘はされてるものの従来の首相の演説とは比較ならないほど
考えた演説だったように思いました。

　次の2点は、今後の政治理念の柱にしてもらいたいものです。
①憲法25条の精神
＞高齢者の方々を年齢で差別する後期高齢者医療制度については
　廃止に向けて新たな検討を進めてまいります。
＞子育てや教育は、もはや個人の問題ではなく、未来への投資として
　社会全体が助け合い負担をするという発想が必要です。
＞人間らしい社会とは、本来、子どもやお年寄りなどの弱い立場の方々を
　社会全体で支えあうものであるはずです。
②平和憲法の精神
＞人類の生存の上で、核兵器の存在や核の拡散ほど深刻な問題はありません。
　私はオバマ大統領が勇気を持って打ち出した「核のない世界」という
　提案に深く共感し、これを強く支持します。

　以上の二点を“友愛”精神の基本として国民のための政治を実行していけば
国民の支持は得られるのではないでしょうか。