ブログ・クロウキョウ

文京の働く愉快な仲間たち

北部春闘役員会

2011年05月26日 14時46分05秒 | レポート
 5月23日(月)夜、大塚にある東京労働会館地下会議室で、板橋・北・豊島・練馬・文京にある労働組合で構成する北部春闘共闘会議の役員会が開かれました。
 遠藤文京春闘議長の司会で進められました。冒頭、北部春闘の広瀬議長(板橋)が挨拶の中で春闘総括にふれながら、大震災後、5月13日、片山総務大臣が、公務員賃金を1割引き下げる提案をしてきたことに言及し、このことが、民間にも影響して、個人消費を冷え込ませ、景気をさらに悪化させることにつながると強調しました。
 大震災後の復興支援に取り組むなかで、北部春闘の役割、秋からの運動や共闘のあり方について問題提起を行いました。
 各地域や出版労連北部地協・ハイタク共闘の代表からの発言を受けて佐藤北部春闘事務局長(豊島)が夏から秋に向けて行動提起を行いながら、まとめました。
 ○当面の行動計画
  (1)2011北部春闘夏季交流会を7月後半に開く
     各単産・地域春闘の交流、争議団・争議組合支援等を目的に実施。
  (2)秋の共同集会  恒例となっている北部労協との共同集会
     原発、雇用、労働相談、日本航空など争議支援などをテーマに協議に入る。
  (3)2012北部春闘総会を11月下旬に開催する
  *日時・会場はいずれも、決まり次第、お知らせします。





無罪

2011年05月26日 10時57分32秒 | オメデト
 5月24日、水戸地裁土浦支部で冤罪布川事件の再審判決で、当然のこととはいえ無罪が言い渡されました。
 新聞・テレビが大きく報道しているので説明の必要はないが、44年前の強盗殺人事件の犯人として別件で逮捕され、ウソの自白と間違った目撃情報で真犯人とされ無期懲役の刑を受けた当時二十歳の青年だった桜井昌司さんと杉山卓男さんの無罪を勝ち取った笑顔の写真が各新聞のトップを飾りました。
 ほんとうに、おめでとうございます。二人の不屈のたたかいが多くの支援者を作り出し真実を証明したのではないでしょうか。
 弁護団、守る会の奮闘はもちろんのこと、作家の佐野洋さんや声楽家の佐藤光政さんの果たされた役割も大きかったように思います。
 思い返してみれば二人が仮釈放された15年前でしょうか、当時、出版労働者だった中澤宏さん(守る会事務局長)が桜井さんと一緒に区労協事務所を訪れ、「桜井さんを連れて、区内の労組に支援要請をして下さい」と言って真新しいポータブルのCDプレーヤーと桜井さんが獄中で書いた詩を佐藤光政さんが作曲した「壁のうた」のCDを10枚ほど置いて行きました。
 それらを持って、区役所や都税や職安などの組合を回ったことを思い出します。
その後、出版の伊藤さんなどを中心に区内の施設を使っての佐藤光政氏の友情出演で「壁の歌コンサート」を2回行いました。
 そういうこともあって、たたかいの中で、文化活動を取り組むことが大事であることも気づきました。区労協の運動の中で文化活動を重視するのは、この経験が生きているのかもしれませんね。
 桜井さん自身、区労協の新春旗開きや区労協50周年の集いなどで、得意の喉を披露してくれました。本当に義理堅く、誠実で、明るく、前向きな人柄に共感できますね。
 杉山さんは、無口でシャイな面がありますが、その温和な人柄は今上映中の布川事件ドキュメント映画「タカオとショウジ」をみれば、よくわかります。
 人を引き付ける魅力を持っています。 出獄後、娑婆に出てから出会いもあり、結婚し、子どもが生まれ、育てながら運動してきた、極めて人間らしい生きざまで、これらの人柄も、長い闘いのなかで、作られたものなのでしょう。
 お二人とも、これからの人生には、もう縛られることなく自由に、のびのびと生き続けていただきたいですね。