遊爺雑記帳

ブログを始めてはや○年。三日坊主にしては長続きしています。平和で美しい日本が滅びることがないことを願ってやみません。

つまずく「一帯一路」 インドでは日本の新幹線が

2018-11-10 02:02:02 | my notice
 中国の罠が仕組まれた「一帯一路」。背負わされる債務負担の大きさに、マレーシアで進める港湾開発事業「マラッカ・ゲートウエー」の建設作業が中断、ミャンマー西部ラカイン州で計画されている港湾開発の縮小が始まっています。
 一方、インドでは日本の新幹線が採用となり、高速鉄道の建設工事が本格化していくのだそうです。
 
「一帯一路」事業また中断 マレーシアの港湾開発で - 産経ニュース 2018.11.9

 【シンガポール=吉村英輝】中国がマレーシアで進める港湾開発事業「マラッカ・ゲートウエー」の建設作業が中断していることが、9日までに分かった。財政再建のためマハティール政権が中止表明した中国案件に、同事業は含まれていない。だが、中国側は業者らへの支払いを停止し、現政権の出方をうかがう姿勢だ。巨大経済圏構想「一帯一路」へ国際社会から猜疑の目が向けられはじめている中、中国が慎重姿勢に転じた可能性がある。

 同港湾事業は、マレー半島南西の古都マラッカ沿岸に3つの人工島を造成し、東京ディズニーリゾート13個分以上の1366ヘクタールに、貿易拠点や観光、商業施設などを造る複合開発計画。投資額430億リンギット(約1兆1700億円)で、2025年の完成予定。
現地開発業社KAJDと中国国営の中国電建集団の子会社が、16年に共同出資で契約し、埋め立て工事などを進めてきた
 だが、7日のマレーシア華字紙、東方日報(電子版)によると、
建設作業は今年10月18日から中断。賃金未払いを理由に中国人労働者は帰国し、現地労働者も解雇された。影響を受けた労働者は200人以上という。

 仕事を請け負った建設業者は、数億円以上の売掛金を開発業者に求め、一部は法的措置に移行。資材運搬などを行ってきた船会社への未払いは7カ月以上で、運搬作業は1カ月以上停止しているとした。 
 開発業者側は、同紙や中国メディアに、資金繰りや許認可問題を解決するため作業を3カ月間暫定停止したと説明。ただ、本当の中断理由は「マレーシア新政府の方針が分からないため」と証言した。マハティール首相が、中国への債務返済が不可能だとし、中国がマレーシアで進めていた、東海岸鉄道やパイプラインなどの大型事業の建設中止を発表したためだ。

 マラッカ・ゲートウエーについて、マラッカ州首相は9月、「最初の人工島の埋め立てが来年末にも完了する」と、計画中止の観測を否定した。

 だが、
マハティール氏は政権奪還前、同事業が「主権を侵害する」と批判した経緯がある。事業計画や採算性に不透明な部分があることから、一部の専門家が「中国はマラッカの深港を利用し、自国の潜水艦などのための軍事基地化を視野に入れている」と指摘するなど、中国の真意への懸念もつきまとっている。

 財政再建のためマハティール政権が中止表明した中国案件に含まれていない、「マラッカ・ゲートウエー」の工事中断。
 「一帯一路」へ国際社会から猜疑の目が向けられはじめている中、中国が慎重姿勢に転じた可能性があると。
 開発業者側は、マレーシア華字紙、東方日報(電子版)や中国メディアに、資金繰りや許認可問題を解決するため作業を3カ月間暫定停止したと説明。ただ、本当の中断理由は「マレーシア新政府の方針が分からないため」と証言したとも。
 マラッカ州首相は 9月、「最初の人工島の埋め立てが来年末にも完了する」と、計画中止の観測を否定したのだそうですが。。

 ミャンマー西部ラカイン州で計画されている港湾開発について、ミャンマー政府と中国側は 8日、事業規模を当初計画から大幅に縮小することで合意したのだそうです。
 「一帯一路」の一環に位置づけられる事業だが、多額の債務を返済できなくなる懸念を強めたミャンマーに、中国側が譲歩したのだそうです。
 自国の開発事業なのに、開発を請け負った中国側が上から目線で主導している「一帯一路」の実態をよく表していますね。
 ミャンマーと中国側「一帯一路」規模縮小で合意 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)

 インドは2015年、最新鋭の新幹線車両や運行システムなどを一括して日本から輸入することで合意していますが、10月末に訪日したインドのモディ首相は、「満足感とともにその進展を確認した」と、高速鉄道建設の現状について述べたのだそうです。
 6路線の計画があるインドの高速鉄道計画。日本の他に、中国、フランスなどが受注を目指しているのですが、日本が一歩リードしているといえるのでしょうか。
 
 
高速鉄道計画 インドで着々 新幹線方式を採用 (11/9 読売朝刊)

 日本の新幹線方式を採用したインド高速鉄道の建設工事が、年内にも本格化する。インド独立75周年となる2022年8月の一部開業を目指す。来年総選挙を控えるモディ政権は工事の進展をアピールしているが、用地買収の遅れなど課題も多い。 (インド西部アーメダバード田尾茂樹)

用地買収が課題

■進展を確認
 「満足感とともにその進展を確認した」。10月末に訪日したインドのモディ首相は、安倍首相との首脳会談後に発表した共同声明で、高速鉄道建設の現状について、そう強調した。
 
インドは2015年、最新鋭の新幹線車両や運行システムなどを一括して日本から輸入することで合意した。インド初の新幹線が走るのは、商都として発展する最大都市ムンバイと外国企業が進出するアーメダバードを結ぶルートだ。多くの利用客が見込まれる。

■現場公開
 インド高速鉄道公社は今秋、国内外のメディアに建設現場予定地などを公開した。現在、駅とその周辺の開発を進めているという。
 始発となるアーメダバードのサバルマティ駅の近くでは、ホテルやオフィスなどが入る複合駅ビル2棟が年内にも着工し、21年春に完成する予定だ。鉄道公社の広報担当者は二大商業集積地になる」とアピールした。
 西部バドダラには運転や保守点検に携わる専門人材を育てる研修所の建設が進む。開業までに約4000人の技術者育成が必要とされ、
公社職員の一部は現在、日本のJRなどで研修を受けている。鉄道公社のアヌパム・アワスディ事業副部長は「安全第一の日本の文化は素晴らしい。インドでも実現したい」と話す。

■収用反対
 
課題は用地買収だ。8月末時点で収用予定面積の約1000分の1程度しか進んでいない。土地の所有権に関する法律が複雑なうえ、補償金をつり上げようとする住民も少なくないためとみられる。
 モディ政権は、用地取得を容易にするための土地収用法改正を目指してきた。しかし、野党の反対などでたなざらし状態にある。用地問題が長引けば、来年予定の総選挙を前に、高速鉄道建設が野党による政権批判のやり玉に挙がる可能性もある。
 鉄道公社は年末までに土地収用を終えたいと考え、地価の5倍の補償金や土地所有者1家族あたり50万ルビー(約80万円)の一時金の提示に乗り出した。近くに病院がない沿線の村周辺では医師が常駐する診療所を新設した。
 しかし、住民の反応は鈍い。農家のサダナンド・キニさん(38)は「
先祖代々受け継いできた農地を手放したくない人は多い」と話す。9月には100人以上の沿線土地所有者が土地収用の中止を求めて提訴し、審理が続いている。インドの鉄道事情に詳しい地元記者は「野党を支持し、政治的理由で反対する住民もいる。補償がかさみ事業費がさらに膨らむ可能性もある」と指摘した。

----------------------------------------------
インド高速鉄道
 インド初の試みで、西部アーメダバード━最大都市ムンバイ間の505キロ・メートルを結ぶ。総事業費約1兆800億ドル(約1兆7000億円)。最大8割を低利の円借款で賄う。導入する高速車両の最高時速は約320キロ・メートルで、在来線なら6~8時闇かかる両都市間を約2時間で移動できる。1日あたり約3万6000人の乗客を見込んでいる。国内ではこのほかに6路線の高速鉄道計画があり、日本や中国、フランスなどが受注を目指している。

-----------------------------------------------

 課題は用地買収。
 土地の所有権に関する法律が複雑なうえ、補償金をつり上げようとする住民も少なくない。先祖代々受け継いできた農地を手放したくない人は多い。野党を支持し、政治的理由で反対する住民もいるといった課題があるのだそうです。

 安倍首相とモディ首相との信頼関係で、6路線のどこまで日本が受注できるのか、要注目ですね。


 # 冒頭の画像は、高速鉄道の起工式に出席した安倍首相(中央左)とインドのモディ首相(2017年9月)
  インド高速鉄道建設、他路線に意欲 安倍晋三首相が起工式出席 日本先行…中国は「領土」で逆風 - SankeiBiz(サンケイビズ)

 

 

  アシタバの蕾


↓よろしかったら、お願いします。



写真素材のピクスタ


Fotolia





『政治』 ジャンルのランキング
コメント   この記事についてブログを書く
« 11月8日(木)のつぶやき | トップ | 11月9日(金)のつぶやき »
最近の画像もっと見る

コメントを投稿

my notice」カテゴリの最新記事