Heart Forest

日常生活の中でちいさな楽しみを探して行きます。

ever afterなんてない

2019-10-11 17:18:56 | 読書
こんにちは。

エルです。

もうほとんど寝て過ごしました。

いわゆる食っちゃ寝状態。

寝るほうが長かったからか、本は一冊読んだけれど漫画は読み終えることが出来なかった。


読了したのはこちら。

吉川トリコ『ミドリのミ』

小学生のミドリは大人びた女の子。
父親が男性に一目惚れしたことから、両親は別居状態。
それで父と2人で父の恋人である源三の家に居候。

子ども時代の、今思うとあほみたいなクラスメイトの意地悪を受け流し、
口の悪い(しかし子ども扱いしない)源三に可愛がられながらも、
母親の前では緊張するミドリ。

章立て毎に、ミドリ、源三、父親の広、母親の貴美子、源三を慕う花世の
気持ちが描かれる。

家族小説って、正解がある訳じゃなし
読んでる私も当惑するのは

結局悪者なんて出てこないのに、それぞれが苦しさを抱えること。

不条理とまではいかないけれど、カタルシスがなくて
急に放り出されたように思うエルは甘ちゃんなのだろうな。

お伽噺なら
They lived happily ever after.
彼らは幸せに暮らしましたとさ。で終わるけれど
やはりそれはお話であって生活ではないのね~。

高圧的な母親に育てられて、母親のクローンのようになってしまった貴美子も責められないし、

流されやすいが子煩悩でちょいと大人になりきれない広も同じく。

否応なく大人にならなくてはいけないミドリが辛いとこちらも辛くなる。


ううむ、面白くは読んだけれど
問題は店頭に平積み、
じゃなくて山積状態でした。

そういうものなのかもですね。




今日の良いこと・今日は身体が痺れるような変な疲れは無かった。
あと、果物がある。果物屋さんから今日も母が買ってくれた。
書いてて情けないが親に寄生しておるなあ。
有り難う。


台風怖い。

皆様ご無事で。






皆様に幸運を!
コメント
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