お晩でがんす
小正月のお飾りは「掻き花」である、先日六日山の中で紹介したように、
三俣空木、の徒長枝を削って花を作る、神棚にお供えする、三段花,は一番最初に掻く花である、三段のバランスがコツだ
二番目は「大田房」と言う、螺旋状に花がだんだん登ってくる、同じ速度で木を回転させる、
門先に飾る、田房であり田房とは、田んぼの房、で稲穂を意味する、大きな稲穂が取れることを願うものだ
三番目は繭が沢山取れる様にお願いする、衣笠様にお供えする花だ、衣笠様は養蚕の神様で豊作を
お守りしてくださる神様であり女性の神様である、花自体は蚕が繭を作る場所として,族(まぶし)と言う道具がある、
わらで作ったものや段ボウルで作ったものがあるがそれらの形をあらわしている
その次は小国柱につける稲穂の掻き花である、竹を薄く削ってしだれるように作る、
つまり、しだれるほど大きく重く稲穂が稔ることを願っている、荒縄の玉は、稲束がたくさん縛れるように縄の玉に飾る
おしまいは、粟穂稗穂、(あわぼひえぼ)と言う五穀の豊作を願う外飾りである、
これは、米、麦、粟、黍、豆、とするところが多いらしいが、この辺では、米を抜かした、麦、粟、黍、稗、豆、としている、その五穀の豊作を願うものである
そしてこれらの花を掻く道具が以下のもので、掻き鉈と言う小さな鉈だ、
此れはオリジナルの手作りでいまや希少品になってなかなか手に入らない、そして竹細工をする竹鉈だこれらの簡単な道具を使って作る、
作品を作るということはそれなりに工夫と楽しみがある、もう少し上を目指して来年は先輩を訪ねて勉強したいと考えている
そんじゃあまたはなすべえ 遊童子
掻きながら、くるくると白い木の肌が咲き出すのは楽しい事でしょう
以前、秋田の物産展で職人さんが「お鷹ポッポ」というのを実演していましたが、あまりの見事さに見とれて買ってしまいました
師匠も道具を工夫したりしながら楽しんでいますね
疲れるのは仕方ないか~
願い事をするのに昔の人は色々考えたのでしょうね
こめんとありがとうございます
花掻きは毎年しているのだが、今年ほど右肩や右わき腹が痛くなったことはないのに???
寄る年波には勝てないといいたくはないのだが、、、、
道具を工夫するのは職人の本性ですからいろいろと工夫してより高みのところに行きたいと願うのです
だから別にそのことが苦労でもめんどくさくもなくむしろ楽しみなのです
、まあ人間いろいろなことを考え合わせれば楽しみはいくらでもあり際限なくあるものです
楽しきかな人生、と漸く思える心境になってきました
でもちょきちょき様はまだ若いからもう少し苦労したほうが先が楽しみですよ
それはまた