国見町「佑武館」剣道場ブログ

佑武館は福島県曹洞宗長栄寺内にある剣道場です。朝内賢光教士八段を師範として尚光教士七段が代表をしています。

平成27年10月21日(水)佑武館稽古

2015年10月22日 | 稽古日誌

 今日の午後は上野台仮設住宅で曹洞宗復興支援部による行茶が行われました。郡山で赤十字のつどいもあり奉仕団の皆さんと一緒に行かなければいけなかったのですが、いろいろな打ち合わせもあったので変わってもり行茶に参加しました。

 稽古は体操、素振り、空間動作を行って面つけ。師範が最初から指導に来てくれました。切り返しのあとはすぐに私が面をつけてひたすら打たせました。英生先生も早めに来てくれたので、途中から一緒に元立ちをお願いしました。大斗は中学生と一緒に稽古を行い、3年生の光輝と菜津美、高3の梨々香も一緒に稽古してくれました。

 後半は、師範に3年生以下5人の指導をお願いして、英生先生が中学生の指導、小学生は5人組の打ち込み練習を行いました。後半、小学生は一本勝負勝ち残り。3年生以下も師範が打ち込みをさせてから試合を行っていました。

 最後には私がもう一度元立ちになって打ち込みをさせて終了しました。右手が黒ずんできました・・・

 

 一般の部では小中学生の元立ちをしてから梨々香、師範、遠藤さん、広子先生、奥寺さんに稽古をお願いしました。師範にはさがらない事、表から攻めて表から一本打つことを考えて取り組みましたが、4本、5本と返されるうちに間を縮めるようになり、思い切って裏を攻めたところ面が通りましたがその一本で稽古が終了してしまいました???稽古後に指導をいただきましたが、もう一つ手前にある打つ機会、裏に逃げたところについて駄目出しでした・・・

 全体には、前回の「先に攻めて後に打つ」ことについてのおさらいと、「残心」について講話をいただきました。私自身も幼少期に世田谷の三宝会と、大学時代にはお付をさせていただいた上山智身先生の話として懐かしく聞きました。「コップに入れた水をひっくり返して水がこぼれるような打ち方ではなく、中身を水滴までパーっと一瞬で叩きつけるような打ちをしなさい。そしてコップを戻して、こんこんと湧き出る水滴を貯めて、またパーっとひっくり返すのです。」水は気力に置き換え、たしかにそういった話を教わりました。考えてみると、昔の先生はそうやってよくたとえをいれて指導してくださいました。ただ、その話を理解して説明するということではあまり意味がありません。自分自身がきちんと取り組んで身につけてこそ、その話を受け継いだことになるのではないかと思います。そういったものを引き継げるように精進していきたいと思います。

朝内師範

朝内

誠先生 奥寺さん

広子先生 遠藤さん 庄一さん 英生君 梨々香

コメント
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