よく行く蕎麦屋さん「ふじや」の「おろしそば」です。
細打ちの二八蕎麦に、辛み大根が載った私の好物です。
「自分で蕎麦を打つのに、蕎麦屋にも行くのですか?」とよく訊かれます。
よく行きます。勉強(良くも、悪くも)です。
当市の中で一番行くのがここ「ふじや」です。
蕎麦はもちろん、辛汁はさすがです。
しっかりとした旨味が有りながら、個々の材料の個性を抑えた出汁と、返しのバランスが絶妙です。藪系程は辛くなく、かといって更級程は甘くなく、すっきりと洗練された辛汁です。
アマチュアももっと辛汁に関心を払うべきだと思っています。
そこそこの蕎麦を打つ人でも、市販の麺つゆなどを使っているのを見るとがっかりします。
自分の打つ蕎麦に最も合う辛汁を作ることで、自分の蕎麦をより美味しく食べて頂くことができると思います。
辛汁は返しを作ったり、出汁をとったり面倒と思われるかもしれませんが、以外と簡単です。2005.11月13日の記事をご覧下さい。
辛汁は蕎麦だけでなく色々な料理に使えて便利です。
自分で作った辛汁を使い出すと、市販の麺つゆは化学(旨味?)調味料の味が舌に残って使えなくなります。
現在の市販の調味料、加工食品はあまりにも化学調味料に頼りすぎているように思います。
食材の本来持つ味も化学調味料でコーティングされてしまうというか、自身の舌が麻痺してしまい、微妙な味覚が損なわれる気がしてなりません。
こちらは家族がよくたのむ「山かけ」です。
蕎麦の真価は冷たい蕎麦です。
でも、蕎麦の辛汁が美味しい蕎麦屋さんは種物も美味しいです。
たぶん辛汁用にしっかりとした出汁をとり、さらに2番だしをしっかりとって甘汁に使うからでしょう。
種物の紹介は後日に。
きりが無いというか、一生勉強なのでしょう。
夢子 様
お褒め頂き、ありがとうございます。
グルメ本で紹介された蕎麦屋にいって、ひどい目にあったことが数多くあります。
記者の味覚を疑いたくなります。たぶん化学調味料に慣らされてしまったのでしょう。
ファーストフードが悪いとは言いませんが、家庭でのしっかりとした食生活の重要さを実感します。若い世代の味覚が心配です。
夢子さんのようにしっかりと出汁をとっている家庭がどれほどあるでしょうか?