あけましておめでとうございます。
元旦より、「遊木民のアトリエ」をご訪問いただきありがとうございます。
本年も皆様にとって良い年でありますように。
行く年の反省と、来る年の期待を込めてお飾りを作りました。
御神酒に選んだのは、会津坂下町にある蔵本「曙酒造」の純米酒「天明」。
それも、もろみを小袋に入れ、フネと呼ばれる古式の圧搾機で、ゆっくりしぼり、香味のバランスの良いといわれる中取りです。
無濾過の酒ですので、冷暗所での保存が必須です。
すきっとした爽やかで、コクのある味わいです。
お正月恒例の「祝い膳」です。
毎年、元旦は伝統的なお節料理で「祝い膳」を作ることにしています。
伝統行事を少しでも、次の世代に残せたらという思いからです。
でも、若い人達のためにローストビーフは定番に加わったようです。
祝い膳の後かたづけです。
私の祖父の代から使われている漆器ですので、80年間以上使われている漆器です。
なかなか漆器に出会うこともない、若い人たちに漆器の扱いを覚えてもらう機会でもあります。
漆器は日本が誇る工芸品であると共に、非常に堅固な食器でもあります(取り扱いが正しければ)。
漆器は使ってその良さが分かります。
取り扱いが適切であれば、百年以上の使用に耐える物です。
もっと漆器の良さを知って欲しいものだと思います。