今です

先日お寺へ行ったとき、講話の内容が書いてある用紙に、
相田みつをさんの「そのうち」が載っていました。



そのうち　お金がたまったら
そのうち　家でも建てたら
そのうち　子供が手を放れたら
そのうち　仕事が落ちついたら
そのうち　時間のゆとりができたら

そのうち・・・
そのうち・・・
そのうち・・・と
できない理由を
くりかえしているうちに
結局は何もやらなかった
空しい人生の幕がおりて
頭の上に淋しい墓標が立つ

そのうち　そのうち
日が暮れる
いまきたこの道
かえれない



この詩を読んで、実家の父が会社経営をしていたころ、
毎日の忙しさにかまけて好きな盆栽に時間を割くことが難しく、
「一線を退いたら思いっきり盆栽いじりをやるんだ」と意気込んでいたけれど、
結局その後は身体の調子が悪くなり盆栽への興味もなくなってしまったことを思い出した。

オレが定年になったらオマエの行きたいところへ何処へでも連れていってやるぞ、と、
事あるごとにのたまう夫にこの用紙を見せて言ってやった。



今でしょ！