先生方のエッセイ 「拓道」８月号より

　　　　　「 なでしこジャパン 」

　今年6～7月に行われた、サッカー女子ワールドカップドイツ大会で、快挙とも言える優勝を果たしたなでしこジャパン!!!
予選リーグは2勝1負で2位通過を果たして決勝トーナメント進出を決めました。
　決勝トーナメント１回戦目で、ワールドカップ2度の優勝を誇る強豪ドイツとの準々決勝を、おされ気味の試合でしたが、延長戦の末1-0と競り勝ち、ベスト4進出を決めてくれました。
　日本とドイツは時差の関係で放送されたのが夜中で、目覚まし時計をセットして、テレビ観戦をしました。皆さんも眠たい目をこすりこすり観られたのではないでしょうか?　(すごい試合でしたねー)
　準決勝ではスウェーデン戦でヨーロッパ勢が相手という、体も大きくフィジカルで勝る相手が続き、主軸(沢)のミスで先制を許すも、すかさず同点に追いつき、ボールをまわしてゲームを支配。スピードと運動量について来られない相手を振り回し、完璧な形での逆転劇を、そしてダメ押しゴールを挙げました。
　そして決勝戦、私も決勝まで来られたのだからと満足していましたが、なでしこたちは優勝を諦めた訳でもなく、終始アメリカのパワーと技術に押され気味の展開でしたが、延長後半に同点ゴールという女子サッカー史に残る名勝負を見せてくれました。
そしてPK戦で勝ち優勝をしたのですが、彼女たちは決して恵まれた環境での練習ではなかったと思います。昼間は仕事をしながら、早朝、夜間練習と、男子のJリーグ(プロ)とは違い、プロ契約をしている選手は数人しかいない中で、頑張っていたんですね。男子サッカーも頑張らなくては!!!
　北海道出身の選手も2人いて、テレビ観戦にも熱が入りました。私の教え子も(サッカー少年団)来年は高瀬選手のいた網走のクラブチームに行くと、頑張っていますが、本別からもなでしこジャパンに入れることを期待したいですね。
　今年は東日本大震災という大きな震災の中、明るい話題がたくさん出来るような年にしたいですね。　次は男子ワールドカップ最終予選を応援したいと思います。