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老後の安心のために知っておきたいこととは? (西山行政書士事務所 042-372-8022)多摩市

多摩市の行政書士が相続、遺言、成年後見、悪質商法、定年起業、熟年離婚等をテーマにつづったブログです。

賃貸更新料無効判決

2009-07-24 08:15:42 | 管理者のひとり言
今日(7月24日)読売新聞朝刊に、賃貸更新料無効判決の記事が出ていました。
京都地裁は、賃貸マンションの契約更新の際に、「更新料」の支払を求める契約条項は、消費者契約法の「入居者の利益を一方的に害する条項」と認定し無効とする初の判断を示し、家主に返還命令を出した、というものです。
「更新料には賃料の補充的要素がある」という家主側の主張に対して、裁判長は「更新後の入居期間にかかわりなく賃料の2か月分を支払わなければならず、賃借人の使用収益の一部とは評価できない」とし、「家主側の主張する更新料の性質に合理的理由は認められず、趣旨が不明瞭」としています。
原告側(賃借人)は、さらに、入居時に支払った保証金(敷金)も消費者契約法により無効として返還を求めています。
消費者契約法の制定後、敷金の返還請求が増加しましたが、今後は、更新料に関しても影響が出てきそうです。

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対策を立てるときに頭においておきたいこと

2009-01-09 09:12:46 | 管理者のひとり言
ユング心理学者の河合隼雄氏の本は好きでよく読むのですが、以前次のような内容の文章を読んでなるほどと思ったことがあります。
すなわち、私達は、近代科学の発達により「もの」をいかに効率よく操作するかという関心から、普遍的法則を見出しいろいろなテクノロジーを作り出してきました。
そしてそれを「人」に対しても応用しようと考えるようになった。
「老人対策」「少子化対策」などです。
しかしこの対策には対策を立てる側と、その対象との間に明確な切断が生まれます。
対策の対象となる人からの発言はほとんど抑えられているのです。
対策を立てる側に操作的思考が働いてしまいます。これによって、人間にとってもっとも大切な「人間関係」が失われてしまうのです。
高齢者の方のことをサポートしていくにあたって、頭に入れておきたいことだと思います。

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多摩市内であれば出張相談いたします。

2008-06-11 16:03:34 | 管理者のひとり言
多摩市を中心に地域密着で老後の安心をサポートする、という方針の下、
先週から今週にかけて、多摩市の桜ヶ丘で事務所のチラシをポスティングしています。
桜ヶ丘といえば、宮崎駿の「耳をすませば」の舞台で有名ですね。
大きな家が並ぶ閑静な住宅街です。
アップダウンが多くてポスティングもいい運動になりました。

ところで、当事務所は、来所不要、出張面談も承っております。
お客様の貴重な時間を使うことのないよう、多摩市内の方であれば、
当方より、お客様のご都合の良いところへ、お伺いいたします。




問題を解決する前に問題を発見することの重要性。

2007-05-26 18:09:52 | 管理者のひとり言
ある日、テレビで健康番組などを見ていると、癌や脳梗塞など早期発見できなかったために命を落とす危険性が指摘され、定期的な健康診断の必要性が叫ばれていました。
本人の自覚、あるいは、周りの人がその身体変化に気づく、というふうに、普通の人が五感を働かせて、その病気を発見できるとは限りません。
ベテランの医者の目や、レントゲン、血液検査、CT検査を通して初めて発見できるということが多々あります。
発見が遅れればいい解決案も少なくなりますし、発見されなければ死に直結します。

法律の問題にしても同様のことがいえると思います。
こういう税金のトラブルが起こった、又は起ころうとしているから税理士に相談に行く。
そして、その顕在化された問題に対して税理士が解決策を提案し解決をする。
ここで、自分の現在の状況において、税理士に相談すべき問題であると自覚するには、ある程度、税の知識がないと難しいのではないか?
税理士がある問題の相談を受けているときに相談者の気づいていない問題点を発見することもあるでしょう。
しかし、税金の相談を受けている税理士が、不動産登記の問題に気づくのは難しいのではないか?
ここで、たとえば税金に関しては税理士は素人よりはるかに知識と解決ノウハウを持っていますが、専門外の分野は素人と同様(もちろんマルチの才能で専門外のさまざまなの知識を身に付けている税理士もいらっしゃいます。)の場合があります。
(専門知識を深く追求するためには範囲が狭くなるのは仕方ないことだと思います。)
一方で、人が直面する状況というのは税だけでなくあらゆる問題が混ざり合っています。
したがって、自分の置かれている状況の中で、いろいろなリスクを発見するには、あらゆる分野でリスクが発見できる程度の基礎知識を積極的に身につける(そこから解決するための過程においては専門家にゆだねるとしても)ことが重要ではないでしょうか?
知らないうちにリスクが大きくなっており、トラブルが起きてから気づいて手遅れ、あるいは余計な時間とお金がかかってしまった、という事がないようにしたいものです。

このブログでも、老後に直面するあらゆる分野の基礎知識を提供していきたいし、
個々の高齢者の方々に潜在しているリスクを摘み取るために、あらゆる分野で問題点を発見し指摘できるような行政書士になれるよう努力したいと思います。

※この記事で、「税理士」をある分野を深く追求した専門家の例として引用しました。

文化と教養

2007-03-15 07:14:11 | 管理者のひとり言
定年後の余暇に教養を身に付けようという人は多いと思います。いろいろな教養講座が開講されています。また○○文化センターというのもよく目にします。ところで、シェークスピアの翻訳家で文明批評家だった福田恒存氏の本に文化と教養について次のようなことを書いていました。(福田氏の文章は人生についていろいろ考えさせられます。)
文化とは、「生きかた」であり、家庭において、友人関係において、市町村や国家等の共同体においてお互い「うまをあわせていく方法」であり、
教養とは、代々受け継がれてきた「うまを合わせる方法」である文化に対して、自分自身との間にまた別に「うまを合わせる方法」をつくりだすことである。
一般に文化とか教養とか言っているのは、文化史的知識や教養の知識なんですね。これらの知識は、福田氏の言う「方法」を生活の中で実践していく中で取り入れていくように努めなければならないと、痛感しました。