こんばんは。
王子です。チームメイトの山本大喜いわく、もう普通になったオレ8オウジです。
JCL山口ながとクリテリウムと秋吉台カルストロードレースを終えました。
まず山口ながとクリテリウム。
コースプロフィールを見てすぐに「こりゃ…」ってなりました。
さて、そんな中でベストを尽くそうと試走を繰り返し、コーナーを覚えていく。
作戦も何パターンか考えていきましたが、何せ一瞬で全てが変わるレースだと思い、その場での判断を優先する事に。
ジャージ着用者として最前列に並ばせて頂く。このレースコースでは結構有利ですね。ちょっとハニカンでる?
とにかくレーススタート。
多分ですけど、レース中に10番以降に一回も下がっていないです。
でも、先行を許してしまいました。
高速で周回をしていて、いつでもリードを奪える位置で走っていましたが、2名ほど前の選手が落車してしまい、間が空いて、どうやってもそれを詰め切ることができずに終了。
レース全体も後半に向けて動き出そうとチームで連携をしましたが、認識していた事と違う事態になり、レースが停止。
色々ありましたが、我々は正しくレースを進めようとしたし、前しか見ないでペダルを踏み続けたのでこれだけが収穫でした。
あと一つ。中島キャプテンが最後の最後で怪我をしてしまいましたが、すごくカッコ良かったです。
気を取り直して翌日、秋吉台カルストロード。
試走して思いました。
こりゃすごいところだ!!って。
ゴールがやけに登っていますが、コースはアップダウンが中心の本格的なロードレースコース!!
ゴール前、約5分の急勾配を含む30キロ4周のレース。
これだ!これを待っていたんだ!!!
キツイレースを作れば強力なメンバーを有するキナンサイクリングチームが有利になるはず。
なぜかルームメイト固定化が進んでいる二人。共通点はポケモントレーナーです。気合を入れて出発。
レーススタート。
いや、もうレース作るとかない。普通にキツいw
それにしてもダイナミックな丘陵地帯!フランスのミディピレネーを思い出すぜぇ。
ルームメイト、山本元喜を含む有力チームが入った5名の逃げ集団が出来る。
かなり強力なメンバーでしたが、逃げに乗せていないチームの懸命の追走でタイム差は広がらず。
上から目線に捉えないでいただきたいですが、逃げメンバーが強力であり、正直このタイム差をキープ出来るとは思っていなく、レースとして正しく推移する展開にワクワクが止まらなかったです。
3回目の登り、差をたった1分に押さえ込んだ集団は一気に加速。トップで登り切った数名が先頭集団とシャッフルし、オレ8を含む、少し遅れたメンバー10名は情報が定まらないまま下り区間へ。
途中でやっと状況がわかった。
なんと先頭はトマ、元喜、チーム右京の小石選手。
その後ろは止まりかけている、とのこと。タイム差不明。
不利にならないように、しかし積極的にはならずに様子を見ているとブリッツェンの増田選手を含む2番手集団の数名に追いつく。
しかし先頭はトマ、元喜、小石選手。超強力だ!
キナンにとってかなり有利な展開!
勝てるぞ!
なんて思っていると、、
ブリツェンとブラーゼンのこれまた超強力トレインが爆走開始。
さっきまではワクワクしていたレースが、今度は「頼む、もうやめてくれ〜」って感じになっていました。
各チームのエースの為に身を粉にして闘う選手達。
これ、レース映像としてはかなり白熱したものになったのでは?
私は引き続き「やめてくれ〜」でしたけど。
さぁ、ラストの登り。
VC福岡の本多選手のアタックによって消耗した各チームのエース達の戦いが始まる。
オレ8は最後までトライさせていただいたが、予想以上の疲労に全く力が入らなくなり離脱。
最後に託すのは山本大喜のみ。
チームの走りに応えるようなブラーゼンのエースのアタックに差をつけられ、やばいかも。と思ったのも束の間。
大喜選手のアタックが伝えられる。
そして
あぁ、速すぎて先頭の車に追いついちゃったのかなw
じゃなくて、顔よ。
なんでも最後、チームに託されて緊張して、そして勝ってこの表情になったとか。
こうやって責任を果たしていって次のステップに進んでいくんだよ。と、おじさんは思うのですよ。
いい表情ですね。
ゴール後、大喜選手には「あれ、リーダー入れ替わりましたね!これでリーダーの畑中選手じゃなくて普通の選手ですね!」ってさw
まぁ文字通りでその通りだけどさ。
ちなみに後で聞いたら兄の山本元気も「勝って、畑中さんが5位以降に沈めばリーダーになれたのに!」って言ってました。
なんだ、この兄弟!!
キナンサイクリングチーム、なんかすごい良い状態で後半戦も戦えそうな感じです。
よし、次のレースでまたリーダーハタナカ目指すぜぇw
こんな素晴らしいコースを走らせて下さり、地元の方々にも感謝です。最高のコースでした!ありがとうございました。ちょっとキツいけど。
よっしゃー、次も良いレースをみせられるように頑張ります!