今年の活動目標

体調はまだ完全とは言い難いのですが、なんとか復調してはきたので、昨日は１か月ぶりにコクテイル書房に行き、店主・狩野さんと語り合いました。
話題は、どうやって本（=「知」）で人と人とをつなぎ直し、コミュニティを再生させるか？ そして、それを生活との関連のなかでどうやっていくか、ということ（竹内好も、生活の中から生まれてこない思想は意味がないと言っていることだし）。

なかでも、私は学問や「知」というものをもっと地域から（「地べた」から）泥くさく広めていきたいので、そのためにはどうするかということを考えたいのです。それがやがて「学術書離れ」「学問や知への無力感」を少しでも改善するものとなればと考えます。
コミュニティづくりに最大の力点をおく狩野さんとは、微妙に考えが違うのですが、それは違う人間だから当然なので、見ている方向が近いのであれば、そこに含まれる違いを言い立てるのではなく、重なり合う部分を重視して協力し話し合いつつ、実行していきたい。
この方向で今年の活動をどうするか、これから具体的に考えていきたいと思います。