ささやんの天邪鬼 座右の迷言

世にはばかる名言をまな板にのせて、迷言を吐くエッセイ風のブログです。

北朝鮮の武装解除は

2018-05-10 11:48:46 | 日記
きのう東京で日中韓の首脳会談が行われた。2年半ぶりのことだという。大方
の関心の的は、北朝鮮問題に関してどういう合意ができたかである。きょうの
朝日新聞の社説《日中韓サミット 外交の「空白」埋める時》は、次のように
記している。

日中韓の3首脳は、朝鮮半島の非核化に向けた連携で一致。北朝鮮への経済制
裁などを盛り込んだ国連安保理の決議を完全に履行していくことでも足並みを
そろえた。

ここで言う「朝鮮半島の非核化」が「北朝鮮の非核化」を意味するとしたら、
このことに向けた連携で一致したというのも意外だし、「北朝鮮への経済制裁
を盛り込んだ国連安保理の決議を完全に履行していくこと」でも一致したとい
うのも意外である。北朝鮮と中国の関係は、一時期、かなり険悪になったが、
その原因は、中国が国連安保理に加担し、北朝鮮への経済制裁にマジで取り組
んだからである。経済制裁を北朝鮮が嫌がっていることは、今も変わらない。
北朝鮮のドンが二度も訪中し、助太刀を頼んだというのに、その北朝鮮に対し
て経済制裁の刃を向けるとは、中国の習近平はいったい何を考えているのか。

「非核化」への加担にしても同断である。非核化は北朝鮮にとって、武装解除
を意味し、丸裸になることに等しい。北のドン・金正恩が訪中したのは、武装
解除によって米軍に攻め込まれることを懸念し、そのときの対処として、中国
に後ろ盾になってくれるよう依頼するためだったと推測できるが、頼みの綱で
あるはずのその中国が、北朝鮮に武装解除を迫るとは、一体どういうことなの
か。

我がアベ首相は、「ふふふ、中国もとうとう我が陣営に加わったか」と胸をな
でおろし、ほくそ笑んだに違いない。だが、これで一件落着、東アジアはこれ
でやっと平和になる、と考えるとしたら、これは早計である。

日中韓首脳会談の合意文書を前にして、おそらく中国の李克強(リーコーチアン)
首相こそ、「しめしめ」とほくそ笑んだことだろう。日中韓の圧力によって
北朝鮮が武装解除に応じることになれば、北朝鮮はキ●タ●を抜かれて(ちょ
うどアメリカに対する日本のように)我が国にすり寄ってくるしかなくなる。
核兵器というドスがなければ、いくら金正恩でも傍若無人に暴れまわること
はできないだろう。これで我が国は北朝鮮という植民地を手に入れたも同然
だ。北朝鮮が非核化に応じたとき、我が国も東アジアの大国として、多少の
出費(経済援助)は迫られるだろうが、これは植民地化のためのコストだと
考えればよい。ふふふ。

我がアベ首相は、今回の合意に満足することなく、その先まで射程に入れて、
対・中朝戦略を組み立てるべきだろう。
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