ささやんの天邪鬼 座右の迷言

世にはばかる名言をまな板にのせて、迷言を吐くエッセイ風のブログです。

米朝交渉 round2

2018-07-13 13:54:03 | 日記
北朝鮮は次にどういう手を打ってくるのかーー。この問いに答えが出た。
きょう、以下の記事を目にしたのである。

トランプ米大統領は12日、6日付で北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)委
員長から受け取った書簡をツイッターに公開した。金正恩氏は書簡で「米朝間
の新しい未来を切り開く強い意志と切実な努力、私と大統領閣下の例外的な手
法は明らかに結実するだろう」と指摘、米国との対話姿勢を強調した。
                   (日本経済新聞 7月13日)

やはり、と言うべきか。ターゲットは、焼きが回った老熟のトランプ大統領
である。北朝鮮は「キムvs.トランプ」というトップ同士の直接交渉を仕掛け
てきた。上に引用した記事には「『非核化』など核開発に関わる文言はない」
とある。本ブログで、先日、私が次のように書いたことを憶えておられる読
者も多いだろう(と思いたい)。「焼きが回ったこの老熟大統領なら、『検
証可能な形で非核化を実施せよ!』などと、うるさいことは言わないだろう
と(北朝鮮は)見越しているのである。」

私が予測したように、キム委員長からの書簡には「非核化」に関わる文言が
ないにもかかわらず、これには拘らずに、トランプ大統領はツイッターで
「金委員長からのとてもすばらしい文書だ」と評価し、「(対北交渉は)大
きく進展している!」と書き込んだという。

中間選挙を間近に控えたトランプ大統領は、「問題は完全に片付いた!」と
吹聴したがっている。この老熟大統領の目には、問題の所在は映らない。問
題があっても、それには目を向けず、見えないふりをしていると言ったほう
がよい。北朝鮮が見通した通りである。

トランプ大統領のこうした対北政策を懸念するのは、私だけではない。
NEWSWEEKは次のように述べて、トランプ政権の失策を指摘し、北朝
鮮に対して残された選択肢は「武力行使だけだ」と主張している。

Aが安全を求め、Bがその求めに応じた場合。安全を保証すればAは安心して
交渉に応じるだろうとBは考えたのだが、Bが軍事攻撃をしてこないと見切っ
たAはますます図に乗ってBを脅し、譲歩を引き出そうとするようになる。
Aは、Bの思惑とは逆にますます「厄介な存在」になってしまったわけだ。
(NEWSWEEK日本版 7月12日《米朝首脳会談で戦争のリスクは高まった》)

NEWSWEEKの主張は、アメリカの有権者の見解を代表していると見るべきだ
ろう。北朝鮮が向き合うべきホントの敵は、トランプ大統領が背負っているア
メリカ有権者の、その根深い不信の念だということになる。

大統領が有権者の意向に気を配るなど、独裁体制の国・北朝鮮のドンには及び
もつかないだろうが、いくら独裁者のキム委員長でも、この事実を無視するわ
けにはいくまい。さてさて、北朝鮮はこれに対して、次にどういう手を打って
くるのか。
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