ささやんの天邪鬼 座右の迷言

世にはばかる名言をまな板にのせて、迷言を吐くエッセイ風のブログです。

移民に向きあう

2018-11-12 11:41:11 | 日記
アメリカに移住したいと希望する人々ーー米国への移民希望者ーーに対する
トランプ米大統領の眼差しは、今後、さらに厳しさを増すだろう。本ブログ
で先日、私はそう書いた。この予測は当たっていたようだ。次のような報道
を見た。

「トランプ米政権は8日、米南部の国境から不法入国した人の難民申請を禁
止する新たな規制を発表した。
移民擁護団体は、自国での迫害や暴力を逃れて米国への移住を求める人に対
し、入国が合法かどうかにかかわらず難民申請を認める既存の法律に違反し
ているとして、政権の対応を批判した。
この日発表された規制とトランプ大統領の署名が予定される命令により、メ
キシコとの国境から不法入国した人は実質的に難民申請の資格を失う。」
                    (ロイター 11月9日配信)

トランプ大統領がこのような規制を打ちだしたのは、移民に対する反発や警
戒感が、国民の間に根強く存在すると考えてのことだろう。元来が移民国家
であるアメリカで、移民の末裔(であるアメリカ人)が 新たな移民希望者を
排斥する図は、「早いもの勝ち」のバーゲン・セールを思わせ、見苦しくも
あるし、滑稽でもある。

けれども、そんなアメリカの姿を笑ってばかりもいられない。移民に対する
反発や警戒感という点では、我が日本もアメリカと似たりよったりではない
のか。

先ごろ国会に提出された入管法改正案の、そのドタバタを考えてみれば良い。
この法案に込められた政府の 外国人労働者受け入れ政策に対して、野党の議
員は「これは移民政策ではないのか」という質問を投げかけた。「もちろん
そうではない」と答弁した安倍首相も含めて、与党も野党も「移民(政策)
はヤバい」と考えているのである。与党も野党も、「国民は移民の流入を
嫌っている(に違いない)」と見なす点で、共通している。これも滑稽な
話だ。

きのう(11月11日)の朝日新聞に、こんな記事が載っていた。
「法務省によると、昨年末で日本で暮らしている在留外国人は約256万
人。移民の受け入れで先行する諸外国に比べて全人口に占める割合はまだ低
い。とはいえ京都府の人口に匹敵する数だ。
増え方も速い。1年で約18万人、7.5%増。人口の増加率がこんなに高
い都道府県はない。ほとんどが減っている。」
                   (《知らないふりの移民政策》)

移民の流入はすでに始まっている。否応なしに始まっている。そんな現実を
尻目に、移民を怖れ、移民に警戒感を懐くとすれば、そこには、「日本は単
一民族国家である」という幻想があるのではないか。

大相撲が良い例である。モンゴル人力士が番付の上位を占め、角界の人気を
もり立てているのに、「相撲は日本の国技だ。外人は要らない」と言い立て
る滑稽さに似ている。

読者諸賢はいかがだろうか。私は大関・高安のファンなのだが、彼のお母さ
んはフィリピン人なんだってね。それを知っても、彼を声援したい気持ちは
変わらないのだけれど。
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