ささやんの天邪鬼 座右の迷言

世にはばかる名言をまな板にのせて、迷言を吐くエッセイ風のブログです。

リハビリ施設で 違和感の正体

2018-10-15 17:36:50 | 日記
きょうは週に一度の出勤日。リハビリ施設に着いたら、初めて見る顔があっ
た。若者とオジサンの中間のような、元気溌剌が二日酔いでくたびれたよう
な、どこか得体の知れない感じのする男だった。新入りのスタッフかな、と
思ったが、そんな雰囲気ではない。スタッフにしては、なんとも不遜な印象
が鼻につく。私が受けたのは、そんな印象だった。

自己紹介の挨拶があり、聞けば、彼は近々行われる県議会議員の選挙に立候補
するのだという。理学療法士として何年か病院勤めをした経験があるそうで、
「リハビリの**です」などと面白おかしいニックネームを付けて、自己PR
をしていた。どうやら介護関連の業界をバックに、県政に打って出ようとして
いるらしく、きょうも朝の5時から駅前に立って、ビラ配りをしてきたのだと
いう。きょう、このリハビリ施設に顔を出したのも、選挙運動の一環のようだっ
た。

この男をはじめて見たとき、すぐさま私が感じた違和感は、何だったのだろう、
と私は考えてみた。たぶん野心の有る無しだったのではないか。このリハビリ
施設に通ってくる高齢の利用者たちには、当然のことだが、野心のかけらも見
られない。若いスタッフたちはといえば、現状に満足してしまっているのか、
向上心や野心には無縁の白けた雰囲気を漂わせていた。

では、私はどうなのだろう。県議候補者の男は39歳とのことだったが、その
頃の私は、一体どうだったのか。遠い記憶をたぐり寄せてみた。その頃の私
は、野心むんむんの鼻持ちならぬ男だったような気がする。県議候補者の彼を
見たとき、私が感じた奇妙な嫌悪感は、彼の中に昔の自分を見たからではない
か。そんな気がした。

一通りトレーニングを終え、私が施設を出るとき、施設のどこにも彼の姿はな
かった。
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きいて!きいて!
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