ささやんの天邪鬼 座右の迷言

世にはばかる名言をまな板にのせて、迷言を吐くエッセイ風のブログです。

体操塚原問題 これで一件落着?

2018-09-10 10:18:20 | 日記
今やすっかり時の人となった塚原夫妻だが、彼らが宮川選手にはたらいた行為
は、はたしてパワハラに該当するのかどうかーー。この件を調査すべく体操協
会が設置した「第三者委員会」の、その委員長名が発表された。岩井重一弁護
士だという。この弁護士が朝日生命の、その関連会社の顧問弁護士であること
が明らかになり、テレビやネットをざわつかせている。朝日生命といえば、
(塚原夫妻が運営する)「朝日生命体操クラブ」の協賛企業である。ほかでも
ない、そのことが問題なのだ。

つまり、「第三者委員会」の委員長は(調査対象者である)塚原夫妻と(朝日
生命を通じて)明白な利害関係を持っている。このような人物が委員長をつと
める「第三者委員会」が「中立・公正な立場で徹底的な調査を行う」ことな
ど、できるはずがないではないか。
岩井弁護士自身は、「どこからか影響を受けることはまったくない」として、
「第三者委の独立した立場」を強調しているが、ホントに彼は「独立した立
場」を貫くことができるのだろうか。

ともあれ、こういう疑惑を免れない弁護士を、わざわざ諮問機関である「第三
者委員会」の委員長にすえた体操協会は、常軌を逸しているとしか言いようが
ない。
これほど見え透いた茶番を演じる体操協会は、塚原夫妻と同じ穴のシンパなの
か、それともただ「事なかれ」の円満決着を望んでいるだけなのだろうか。

いずれにせよ、幕引きの形は明白である。塚原夫妻は晴れて無罪放免となり、
お咎めなしの公算が高い。無罪の裁定を下す委員会の判決文は、「朝日生命体
操クラブが果たした体操界への貢献は大きく、決して無視できるものではない」
などと述べるのだろう。

これで一件落着の運びだが、この事件は哲学者ニーチェの慧眼を例証する格好
の事例になっている。事は彼の〈力への意志〉論、および「遠近法主義」思想
に関わっている。このテーマは塚原問題の決着とは別に、哲学マニアである私
の興味をそそらないではおかない。これについては(余裕があれば)稿を改め
て、おいおい論じることにしよう。
ジャンル:
ウェブログ
コメント   この記事についてブログを書く
« S子さん ダンケ! | トップ |   

コメントを投稿

日記」カテゴリの最新記事