ささやんの天邪鬼 座右の迷言

世にはばかる名言をまな板にのせて、迷言を吐くエッセイ風のブログです。

車イスの思い出

2018-04-16 16:46:20 | 日記
現役の介護福祉士である「おりかな」さんが『TRITON』というタイトルのブ
ログを書いている。写真がメインなので、「書く」という言い方は適切でない
が、日に何度となくアップされる短いコメントがおしゃれで、スパイスが利い
ているので、私はこのブログのコメントのほうを読むのを楽しみにしている。

昨夜アップされた《車イスのこぎかた》というコメント(というより記事)
に、こんな件(くだり)があった。

「多少でも足の動く人だと
足で床をかいて移動する」

これを読んで、昔の記憶がよみがえった。近所の老健施設に(週に一度)通っ
ていた頃のことである。私も両足をバタバタサせて床を蹴り、車イスをこいで
みようとしたことがある。脳卒中を患い、片麻痺の身体になってリハビリ病院
に入院していたとき、症状の軽い患者がこのこぎ方で車イスを操り、病棟の廊
下を自由に移動するのを見て、羨ましく思っていた。

その頃、私は麻痺した方の片足を車イスの足乗せ台に乗せて固定し、動く方の
片手と片足を使って車イスをこいでいた。早くあの人たちのように、両足を
使ってスイスイ車イスをこげるようになりたいと思ったものだ。

リハビリ病院で半年ほど厄介になってから、近所の老健施設に移った。移った
とき、私は心機一転、さっそくこのこぎ方に挑戦してみたのである。麻痺した
片足を固定したままでは、かえって萎えてしまうのではないか、という焦りの
ような思いが、私をその挑戦へと駆り立てた。

けれども、私はすぐに「**さん、やめてください!危ないですから!」とス
タッフに制止され、その挑戦を断念せざるを得なかった。「危ないから」とい
うのが介護スタッフの制止の理由だったが、このこぎ方がなぜ危ないのか、こ
のこぎ方のどこが危ないのか、私は当時も解らなかったし、今でも解らない。

あれからどれぐらいが経つのだろう。もう6年が経つのだろうか。思い出し
たくない、遠い昔の話である。その老健施設を、私はそれからすぐにやめた。
こんなところに長居したのでは、危ない(ヤバい!)、と思ったから。
ジャンル:
ウェブログ
コメント (1)   この記事についてブログを書く
« 倫理学 頭の体操としての | トップ | 日本国憲法 この矛盾をどうする »

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
閲覧ありがとうございます (おりかな)
2018-04-16 20:57:50
ご紹介いただいて恐縮です😅
車イスを考えた人は手でこぐように作ったのだと思いますが実際に使用する側からすると感覚的に足を使いたくなるのだと思います😅

コメントを投稿

日記」カテゴリの最新記事