陽気ゆさん見たいゆえから

 










          中山みき様を  たずねて

さとさと  たおとたおと

2015-08-13 19:07:49 |  エッセイ
 おふでさき十七号です。

  さとへたをとへびよさまへ 十七 73
   里々 田音々々 平様々々
おふでさきに登場する人物は、全て私(みき様)の身内、親族だけです。(そうでないと、あの人この人のことだと言い合って、本題の話が飛んでしまうばかりでなく、たとえ善意で言っているから、といくら弁解しても素直には聞き入れてもらうことはできないもの)。

 おふでさきは、全ての人間が陽気ゆさんする姿を見て、神もともに楽しむために人類創生したのに、「神の社」と定めた中山みき様の一番側で、「いづむ」姿の長男がいる。
 これから、その長男にこの世の真理、人間の生き方をを伝えることで、目覚めて、本来の「いさむ」姿をとり戻し、回りの人々の模範生となってほしいという神の願いが、おふでさきの起草の要因なっている(一21-24)。この一号はこの長男に語りかけるという言い方をして、これから、この世の真理を世界中に伝えると宣言している。

 二号で、新妻との結婚生活がスタートする(二3)から、おふでさきの舞台にその新妻が加わる。長男は十五号執筆後に亡くなるなり、彼女は十七号の完成後、亡くなるから、この二号からおふでさきの最後まで、ほぼ全編に登場したことになる。

 三女ですが、
  十人のなかに三人かたうでわ 火水風ともしりそくとしれ 六 21
   十人の中に三人片腕は 火水風とも退くと知れ
二号で「火と水」と歌い、長男夫婦をそれに指名している(二40)。あと一人は、この六号の後の26の歌の「拝み祈祷」という言葉があり、次の三号の歌、三女の夫婦生活を歌ったの28~47の中の45の歌から判断しても、もう一人はみき様の三女と分る。
 彼女は、姉が5人の子供を残して亡くなったとき、その夫の鍛冶屋が泣きついて来たので、母親、みき様にあしかけ3年と約束して、お手伝いという形をとり、みき様の膝元のお屋敷とを行ったり来たりの生活を始める。
 お屋敷では、「神の社」としてみき様の代理をつとめ、鍛冶屋の元では彼の拝み祈祷に從う(三44、45)が、妊娠してしまい、だんだんとお屋敷が遠くなってしまう。そして、おふでさき十一号が語っているように、神の意識と人間思案の「思考」を行ったり来たりで、身も心も使い切って、果ててしまうのです。

  このはなしあいづたてやいてたならば なにゝついてもみなこのとふり 十七 74
   この話、合図立合い出たならば 何についても皆このとおり
 三女は、神一条と拝み祈祷を上下行動して亡くなる。
 長男は、やっと神一条に氣づくが(十四66-69)、おつとめに踏み切れず、亡くなる。
 長男の妻は、徹底的に反抗して、挙句に亡くなる。

 この私の身内の生きざましっかり見届けて、決して人ごとと思うことなく、我がこととして、それぞれの規範としてほしい。
 おふでさきは、人々の信念を変えるためではなく、この世の永遠の真理、法則を記して、いつでもそこに返って、それぞれが本当の自分をとり戻して、自信を持って人生を送れるように歌にした。


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