てんもく日記

ヒゲ親父が独特の感性で記録する日記。このブログがずっと未来に残るなら、子孫に体験と思いを伝えたい。

ブラオイラ#361(水難の歴史手取川編)

2020年03月01日 15時21分18秒 | 【ヒゲ親父】ブラオイラ
もはや国難である・・・。
それどころか人類の危機的な状況なのかもしれません。
新型コロナウイルスはどこまで拡がるのだろうか・・・。

こうなると神頼み、
オイラがピンチの時に向かうのは「しらやまさん」か「くりからさん」です。

ということで「しらやまさん」の方へ来ました。


今日は参拝者が多いですね、

3月1日なので、おついたち参りですね。

手取川。


天狗橋の渡り口に隅に石柱があります。


「天狗橋納涼」とある。


裏を見るが、何が書いてあるが読めない

納涼って涼むことだけどどういう意味だろうか?

少し下流に向かう、


何かあります。


ここは、


水害紀念碑。


手取川には水害の歴史があります。
明治29年8月に大洪水がありました。


そばに水辺プラザなるものがあって、


水害のことも紹介されていました。


ふうむ、


小学校の社会の授業を思い出した。
オイラ小さい頃から社会や地元のことに興味がありましたので何となく記憶に残っています。
内容は川とか治水のことだったと思います。
先生が質問します。
「手取川は100年に一度くらい大雨により大洪水を起こします。川の水は堤防から溢れ、周りの村が大変なことになります。
死者も出るし家や田畑も壊れされます。さてみんな、どうすればこの水害を防ぐことができますか?」
ってな感じだったと思います。

オイラ達はいろいろ答えを出します。
例えば、堤防を高くする。

金沢弁で「堤防を高くすればいいげんて」みたいな

そうすれば大雨になっても溢れません。


もしくは、川幅を大きく拡げる。

「川を広くすればいいがいや」

そうすれば水は堤防を越えません。


でも・・・いずれも問題はありますよね。

手取川の洪水に備えるために明治の人が考えたのが、堤防の外にさらに小さな堤防を造るということでした。


大雨になると川の水は堤防を越えてしまいますが、

次の堤防である程度防ぐことができます。

上から見るとこうです。

堤防は上流側へ斜めに広がって作られます。

現物がこれです。


高さはそれほどありません。


丸い石が粗積みでできています。

霞堤といって、大変優れているとのことから土木遺産に認定されています。
これは万一氾濫した場合に次の霞堤でその流れを食い止め、氾濫流を本川に戻す役割も果たすものです。
すごいですね。


そして、この近くにあるオイラが気にかけている場所へ向かいました。


おし!


ちゃんと水が湧いていますね。


トミヨさんいるかな。


このあたりも水害のときは大被害が出たでしょうね。

今は冷たくてきれいな水が流れています。


水難に国難か・・・、

人類はこれまでも困難や危機を乗り越えてきました。

今、たしかに大変な状況ではありますが、やまない嵐はありませんから、ここは冷静にしっかりと頑張っていきましょう。

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