いやあ、今回もエンディングで涙をうかべてしまいました。
しかも、いつもと違って、最後の坂の上の光を見たときに、
なぜか、ぶわっと(笑)。サラ・ブライトマンの声に反応したんじゃないんですね(笑)。
なにが、原因なんだろうと、考えてみましたが、なにか色々な思いが凝縮されて、
あの坂の上の光が光ったシーンで、涙を流すという行為に結びついたんでしょう。
毎回毎回違った反応になっているのは、楽しいです。ま、進化しているのかどうかは、
よくわからないですけどね(笑)。
しかし、今回は、「物凄く」良かった。もう、本当によかった。小泉さんじゃないけど「感動」した、というか、
「心が震えた」ってやつですよ。いやあ、これホント見てないひともったいないよねぇ(笑)。
とにかく、すべてDVDに残しておいて、良かった。ブルーレイじゃないけど、そんなのどうでもいい。
こりゃお宝DVDになるよね。とにかく一話から見てきていろいろ蓄積があるからこそ、今回の心の震えが、
きたんでしょうねぇ。いやあ、もうなんていうか、すごすぐる!っていうやつですねぇ。
っていうか、今回フラグ立ちましたね。日本海海戦本気で描くぜ!って。日露戦争本気だぜって。
今回、日清戦争は、戦争の負の側の表現を盛り込みました。好古は負けいくさだし(それでも好古かっこよすぎ(笑))、
苦労する現地の清国人や嫌われる日本軍人(レオ好演(笑))をしっかり描きました。しかも、淳さん軍隊やめたい病まで
発症してしまいましたからねぇ(笑)。ま、これはすべてバランス、奥行を持たせる表現というやつですね。
だから、黄海海戦なんて、おもしろくもないし、描く必要もなしなんですよ。すべては、日露戦争を気持ちよくバリバリに描く
ための布石ということです(笑)。
しかも日清戦争の描き方もよかったですね。司馬さんが懸念していた映像化のこわさの意味をきちんと理解し、
配慮された描き方になっていました。ちゃあんと、戦争の勝利に対する興奮も描きながら、戦争の引き起こす実態や、
悲惨さにについても、十分描かれていましたね。しかし、このドラマの放映に反対したりじゃましようとしたひとは、
ほんと恥ずかしい人間になってしまいましたねぇ。作品をみて、分析し、評価してはじめて自分なりの姿勢や考えを
開陳すべきという基本中の基本もしないまま、勝手に自分だけの考えや立場で、批判を唱えることが、
どれだけアホなことかということが、露呈し説明されてしまいましたからね。
しかし、ほんとうにNHKには、素直にありがとうと言いたいですね。
いやあ、ほんの昨日まで、NHKをこきおろしてきましたが、やはりNHK。全力をこちらに傾注していたんですね(笑)。
いやあ、こんなに素晴らしい作品に出会えるとは。いまどき、映画館でも出会えません。それがただで見られちゃうんだからねぇ(笑)。
なんか日本人だからこそ味わえる、おいしい味を味わってる感じなんですよね。
日本人とはなんだったのか。かつてもっていた日本人の美徳とは。
それらがすべてつめこまれている気がする。
日本人だからこそ、感じられるなにかが、ここにはあるような気がしますねぇ。
というわけで、そんなものも、えぐりだしながら、日本人とはなんなのか、を考えながら書いていきたいと思います。
いやぁ、書くのが、うれしい。素直にたのしくなります。まあ、記事は長くなりますが、
一気に全部投稿するのではなく、書きあがった分量ずつ、投稿していくことにします。
ま、なにしろ師走の最も忙しい時期ですからね(笑)。
ま、投稿日も木曜日と決めたし、ゆっくり楽しく書き進めましょう(笑)。
それと、映像表現をできるだけ、文章化していきます。
あと、渡辺謙さんのナレーションの文章も書き起こしていきます。
その間にコメントとセリフをいれ、それに対する文章をいれる感じで
構成していきます。
では、はじめましょう。
明治二十七年七月二十五日
朝鮮西岸 豊島沖
宣戦布告はまだ行われていない。
しかし海上では最初の砲煙があがった。
海に砲弾が飛び込んでいるようです。どかんどかんと、すごい水煙をあげています。
その後ろにどこかの国の船団がいるようです。
この日早朝、朝鮮西岸の豊島沖で、日本艦隊は清国艦隊と遭遇、戦闘の火蓋が切られた。
だそうです。いやあ、日本の巡洋艦「浪速」でしょうか。主砲は一本だけみたいですね。
調べてみると、この船は防護巡洋艦だそうです。
兵装は、
35口径26cm単装砲2基
35口径15cm単装砲6基
4.7cm単装砲6基
魚雷発射管4門
ということらしいですね。どうも自分みたいな「宇宙戦艦ヤマト」世代には、主砲は3本で当然みたいな
意識があるんで、ちょっと違和感がありますが、でもそれをきちんと映像化できているところが、
すごいね、こりゃ(笑)。ここは、前回、ちょこっとやった「高陞号事件」の話ですな(笑)。
前回では、「浪速」が、いきなり弾打ち込んだみたいな表現になっていて、イギリスお怒り!
みたいな表現でしたが、実はちゃあんと、みたいな話になっております(笑)。
しかし、艦の首脳達がむき出しで乗り組んでいるというのが、すごいね。戦傷率が高すぐる(笑)。
しかも、真っ白装束がかっこいいねぇ。これは、「事に望んで死をも厭わず」という日本人の武家意識から
きてるんだってね。死を美で飾ろうとする、日本人の美意識、すばらしいですね。
他国にはない独自の価値観。そのオリジナル性の高さは世界に冠たるモノがあると思います。
ガラパゴス結構じゃないですか(笑)。逆に聞きたいけど、没個性に何の意味があるんですか?。
とかいいながら、国内においては、横並び意識が強いんですから、日本人て変ですねぇ。
だからこそ、おもしろいんですけど。
艦の首脳が一斉に前方を見つめております。
さらに午前十時、敵艦を追いかけていた巡洋艦「浪速」は、別の目標を発見した。
大型汽船であった。
ということで、水兵さんが望遠鏡で大型汽船の方を必死にみつめています。
マストに英国旗を掲げているが、清国陸軍の将兵を満載しているのがわかった。
というように、英国旗が写り、清国軍将兵が満載されております。
いやあ、しかしこの清国軍の将兵がそれっぽくていいねえ。頭も辮髪だし。
「浪速」は、この英国汽船「高陞号」に対し、「本艦に続いて来たれ」と命じた。
ところが、事態は容易には進まなかった。
「浪速」の艦長は東郷平八郎であった。
と「浪速」の首脳陣席の中央で(って、立ってるけど(笑))、団長東郷さん、双眼鏡から目を離します。
しかし、カールツアイスは、このときはまだ、使ってないんじゃないかな、確か日清戦争後から、と
聞いたことがありますが、まあ、深い話でもないので、それはおいておきましょう(笑)。
「浪速」側からボートが出、士官が派遣された。
と東郷さんはメッセンジャーを起動し、ヂャなく、メッセンジャーをこの英国汽船に派遣したんですね。
いやぁ、しかし、この「高陞号の緊張感」がたまらないですねぇ(笑)。まあ、敵艦が目の前にいて、
しかも、自分たちを狙っているわけですから、そこからの使者が、ほとんど丸腰に近い形で入ってきたわけです。
「こいつ何考えているんだ?」とか、「こんな奴殺しちまえ」とか、「手を出したら、俺たちも終わりだ」
とか、いろいろな感情が渦巻いている表現でしょうねぇ。
それにこの日本海軍の使者さんもすごい緊張感の表現ですねぇ。いやいやもう、切った張ったの世界以上の、
殺すか殺されるかの最前線ですからね。演じている方も気合入りまくりです。
さて、ほんとやばいたくさんの目にみられながら、甲板上を歩いていくと、前方にどうも親玉らしいひとが
見えてきます。
「come on」
と清国兵なのに、英語でした。インテリフラグ?。
とにかく、上からの視線でみると、使者の周りはちゃあんと日本兵が護衛しているんですね。
んなこといったって、一斉にかかられたら、終わりですけど。まあ、この頃の日本兵はサムライ意識が強いでしょうからねえ。
ひとりでも、いったるわ、ちゅー意識でしょうけどね。と、こちらは、お雇い船長のイギリス人登場です。
不安そうにちょっと青ざめてますが。イギリス人船長のほうが、敬礼が遅いのは、俺疲れてんだよ表現?。
「清国兵は捕虜となることを望んでおりません」
「したがって本艦は貴艦に随行することはできません」
「先程の通告通り我々の指示に従わない場合は、この船を砲撃せざるを得ない」
と、周りの連中がさわぎだします。そりゃそうですね、「殺しちゃうよ」と言ったも同じことですもんね。
不穏な空気に、使者さんも「やべ、こりゃめったなこと、言えねえな」ってな感じ。
「わかっています」
その喧騒の中で、思い切り大声をだす船長。「んなこたぁ、わかってんだ、だけど、立場上、そうなっちゃうんだよ」
という表現ですね。と横にいる清国兵の親玉みたいなひとが、周りを制します。とここで、
「イギリス人乗組員の本艦への移乗を許します」
なんていっちゃったもんだから、もう、大騒ぎ。清国兵だけぶっ殺すと言ったも同じですからねえ。
「やめろ」
とイギリス艦長が叫びますが、船上は大騒ぎ。イギリスさんもどこかへ連れ去られちゃいます。
その様子を望遠鏡で見ていた、「浪速」首脳部、
「清国兵の様子がどうも変です」
と、東郷さんに説明。東郷さん真剣な顔でそれを見つめています。イギリス船船上では、大騒ぎになっていて
「やめろ」
と船長さんがいいますが、誰も聞きません。
「やめろ」
とやっとイギリス船長さん、大声だして、なんとか清国兵達をなだめます。もう、とにかくこの船やばいっていうか、
イギリスクルーのお命は風前の灯火状態だよねえ。で、もう、必死で生き残る道を探るということで、
「この船を出港地、大沽(タウ)に戻してください」
と一生懸命に船長さんが言うんですね。
「それは・・・」
使者さんにも立場があります。それでも船長さんは必死です。
「それならば、清国兵も納得するでしょう。我々が生き残る道は、これしかありません」
と結論的に押し付けます。そうでもしないと、死が目前ですから、船長さんも必死ですな。
「ぜひとも貴艦の艦長によろしくお伝えください」
もうそれしか、彼らの生き延びる道はないのは、明白です。もう、命乞い状態です。
それをわかっている使者さんなんですけど。
「清国兵は明らかにイギリス人船長を脅迫しております。強いて我が命に従わそうとすれば、イギリス船員に
危害が加わる公算大です」
東郷はん、何かを考えながら二三歩歩きます。しかし、気合の入った表情で、
「船長の要求には応じられん」
と、はねつけます。
「高陞号に信号を。直ちにその船を見すてよ」
使者さんは驚いています。まあ、イギリス人さんがかわいそうだと思って陳弁したんですからねぇ。そして、今の東郷の決定が、イギリスさんの
死を意味していることも、理解しているんでしょう。
「は、直ちにその船を見すてよ、送ります」
副官、きちんと命令を繰り返し、実施です。
信号旗が掲げられ、信号が相手に送られます。
と清国兵は、掲げられた信号を見て色をなすんですね。
「我々の要求を拒否しました」
とある清国兵が親玉の清国兵に報告します。もう船上は大騒ぎです。
また、この親玉清国兵がいい演技するんだ。もう、いい感じですねぇ。
「静まれ!。日本の軍艦は決してこの船を攻撃しない。この船にイギリス国旗が掲げられている
限りはな!」
いい面魂なんですよね、この親玉。いかにも親玉って感じで。
そして、しっかりとイギリス国旗がはためくシーンが表現されているわけですよ。
そりゃ、ふつう、そんな大国相手にけんかはできないと考えるのが妥当ですよね。しかし、相手が悪かった。
「高陞号に旗流。ゼッパンエフ」
と今度は、浪速側の水兵さんが、報告です。
「交渉用意。ボートを送られたし」
とその意味を感じ取った東郷さんは、
「ボートを出すことはできもはん。みすみす人質をわたすだけでごわす。もう一度信号を送りやんせ」
と拒否しながら、その意味も説明します。
「了解。ボート送り難し。ただちに船を見捨てよ。送ります」
副官もきびきびしていいねぇ。そして、東郷さんは前を向きます。
「ボートをおろせ!」
イギリス船長さん、やばい逃げなきゃと焦ってます。しかし、親玉清国兵に青龍刀抜かれて、首にあてられ
「もし攻撃したら、あんたの国がだまっちゃいないだろう。そうなりゃ、この戦争は清国の勝ちだ」
と脅します。そりゃ清国兵にとっては、自分たちを守るのはイギリス国旗とイギリス人クルーの存在
だけですからね。けっこう清国兵側も追い詰められてます。
「高陞号から、貴命令に従うことは許されず」
最後通告ということです。前を向いている東郷さんの背中が神々しく光ります。
その光の中、一瞬の静寂が起こり、最後の判断がなされることがわかります。
東郷さんはゆっくりとこちらを向くと全ての判断を終えたことを示し、静かにつぶやきます。
「撃沈する」
とうとうその瞬間がきてしまいました。使者さんは、現場に行って肌で感じてきているだけに、
イギリス人クルーの運命が決まったことに衝撃を受けています。他の首脳達も、その決断に衝撃を
受けています。「ええ?やべんじゃね?そんなことやったら、英国敵に回しちまうべ?」とか思っているんでしょうか(笑)。
他の水兵さんたちも、静かな緊張の中にいます。
「赤旗あげい」
キター。いやいや、もう胴震いが起きてしまいます。赤旗が静かにあがっていきます。
東郷はマストに危険を知らせる赤旗をかかげた。
もう清国兵は大変です。なにしろほとんど目の前にいる巡洋艦が戦闘を開始しようというんですから。
「撃ってくるぞ!。応戦準備!」
等と親玉清国兵がほざいておりますが、このときイギリス船長さんはあきらめモード。
さびしげな顔になっております。
「右戦闘、目標高陞号」
東郷さんは、的確に指示をだしていきます。
「目標、高陞号」
砲弾が主砲に装填されます。もう清国兵は大騒ぎです。だいたい応戦準備なんて、何やるんだ?。
もう右往左往。コンクリートブロックみたいの持っている奴がいたけど、何の足しになるんだ?。
「八百」
「砲台よーし」
主砲の仰角がセットされます。もうなんていうか、アドレナリンがガンガンでてくるよね。
清国兵もなんかちゃちな砲をだしてきますが、いやいやそれでは相手になりますまい。
親玉もちょっといっちゃってる感じだし、イギリスさんはもう・・って感じ。
「主砲、側砲、射撃用意よろし」
準備万端整いました。東郷さん静かにうなずき、
「側砲、打ち方始め」
と静かに力強く命令します。
「しちょう喫水線をねらえ」
「右側砲打ち方始めー」
うひょー、もう、すげーかっこいーんだけど。
「浪速」の側砲の全てがついに一斉に火を吹きます.
砲弾はすべて高陞号に。みるみる高陞号に迫ります。とにかく側砲の発射音がでかい。
腹に響きます。そして、それが案外気持ちよかったりしますね。
高陞号は沈んだ。船長以下数名の船員は救助されたが、清国兵はほとんど溺死した。
この事件はすぐに上海電報によって英国に打電された。
そして、その責任者は東郷さんだった、というわけです。
いやあ、すげえね。なんつーか、アドレナリンが出まくりました。
こんな映像おめにかかったことないもんね。
いやあ、これだけ気持ちをハイにさせてしまうんだから、戦争映像というのは、魔物ですな。
さて、今回のこのシーンは、実は今回の日清戦争を描く上では、唯一、戦争シーンを見て、
盛り上がるような描き方なんですね。多分これは、日露戦争を盛り上げる描き方でやりたいことで、
日清戦争は、暗部というか、負の部分を表現することで、奥行をだす、そういう担当に
なっていると想像します。ただ、それだけだと、視聴者側に不満がたまるので、
唯一冒頭にこういう戦争シーンをもってきて、ひとつの放送回としてのバランスを
とったと考えるのが妥当だと思いますねぇ。このシーンがあったおかげで、残りで、かなりマイナス面を
強調しても、許せる作りになっていましたからね。というところから、
本シーンは、今回のエースなシーンと言ってもいいでしょうね。
脚本意図としては、ちょっと戦争のわくわくな部分を描くという感じでしょうね。
最後に溺死した清国兵を思わせるシーンを取り入れることによって、わくわくだけでなく、暗部も
ちゃんと描いたしね。ちなみにこのシーンは原作に触れられてますね。
さて、このシーンで、アゲられたのは、東郷さんであり、日本でしたね。そして、サゲられたのは、イギリスを人質にとった、清国、ということになります。
つまり、このシーンは、清国との戦いにおいて、日本は非常に公正な立場にいた、
ということを主張するシーンなわけです。
ドラマを論文的な側面で考えたとして、このシーンは、基本的な主張という奴ですね。
つまり、日本は、清との戦いを開戦したけれど、それは正しかった、清は、イギリスを人質にするような、悪辣なひとびとだった。
それに対して、サムライ魂で立ち向かったのが、日本だった。
国際法的にも正しかった。
という主張があるのが、このシーンでしたね。
基本的主張が、正しかったので、他の各論(レオ様とかさ(笑))が盛り上がっても
揺らがなかったという状況だと、自分は判断しています。
各論に対して、針小棒大にとらえることは、批判者の陥り安い罠です。
そういう罠に陥ること懸念し、大きな態度で批判することが、大切だと
自分は考えています。
と今回の投稿はここまで。なんだ最初しかできてないんじゃん、とツッコまれそうですが、
セリフの抜き書きに膨大に時間を使うんで、ま、それはやっちゃったんで、
あとは、ただシンプルにつっこんでいけばよいので、・・・まあ、日曜日の放送時間まえまでには、
なんとか、全編・・・終わらせるようにがんばりたいと思います。
では、ここまで読んで頂いた方、ありがとうございました。
次ができ次第、また投稿します。よろしくです。
時節がら、「メリークリスマス!(笑)」。
しかも、いつもと違って、最後の坂の上の光を見たときに、
なぜか、ぶわっと(笑)。サラ・ブライトマンの声に反応したんじゃないんですね(笑)。
なにが、原因なんだろうと、考えてみましたが、なにか色々な思いが凝縮されて、
あの坂の上の光が光ったシーンで、涙を流すという行為に結びついたんでしょう。
毎回毎回違った反応になっているのは、楽しいです。ま、進化しているのかどうかは、
よくわからないですけどね(笑)。
しかし、今回は、「物凄く」良かった。もう、本当によかった。小泉さんじゃないけど「感動」した、というか、
「心が震えた」ってやつですよ。いやあ、これホント見てないひともったいないよねぇ(笑)。
とにかく、すべてDVDに残しておいて、良かった。ブルーレイじゃないけど、そんなのどうでもいい。
こりゃお宝DVDになるよね。とにかく一話から見てきていろいろ蓄積があるからこそ、今回の心の震えが、
きたんでしょうねぇ。いやあ、もうなんていうか、すごすぐる!っていうやつですねぇ。
っていうか、今回フラグ立ちましたね。日本海海戦本気で描くぜ!って。日露戦争本気だぜって。
今回、日清戦争は、戦争の負の側の表現を盛り込みました。好古は負けいくさだし(それでも好古かっこよすぎ(笑))、
苦労する現地の清国人や嫌われる日本軍人(レオ好演(笑))をしっかり描きました。しかも、淳さん軍隊やめたい病まで
発症してしまいましたからねぇ(笑)。ま、これはすべてバランス、奥行を持たせる表現というやつですね。
だから、黄海海戦なんて、おもしろくもないし、描く必要もなしなんですよ。すべては、日露戦争を気持ちよくバリバリに描く
ための布石ということです(笑)。
しかも日清戦争の描き方もよかったですね。司馬さんが懸念していた映像化のこわさの意味をきちんと理解し、
配慮された描き方になっていました。ちゃあんと、戦争の勝利に対する興奮も描きながら、戦争の引き起こす実態や、
悲惨さにについても、十分描かれていましたね。しかし、このドラマの放映に反対したりじゃましようとしたひとは、
ほんと恥ずかしい人間になってしまいましたねぇ。作品をみて、分析し、評価してはじめて自分なりの姿勢や考えを
開陳すべきという基本中の基本もしないまま、勝手に自分だけの考えや立場で、批判を唱えることが、
どれだけアホなことかということが、露呈し説明されてしまいましたからね。
しかし、ほんとうにNHKには、素直にありがとうと言いたいですね。
いやあ、ほんの昨日まで、NHKをこきおろしてきましたが、やはりNHK。全力をこちらに傾注していたんですね(笑)。
いやあ、こんなに素晴らしい作品に出会えるとは。いまどき、映画館でも出会えません。それがただで見られちゃうんだからねぇ(笑)。
なんか日本人だからこそ味わえる、おいしい味を味わってる感じなんですよね。
日本人とはなんだったのか。かつてもっていた日本人の美徳とは。
それらがすべてつめこまれている気がする。
日本人だからこそ、感じられるなにかが、ここにはあるような気がしますねぇ。
というわけで、そんなものも、えぐりだしながら、日本人とはなんなのか、を考えながら書いていきたいと思います。
いやぁ、書くのが、うれしい。素直にたのしくなります。まあ、記事は長くなりますが、
一気に全部投稿するのではなく、書きあがった分量ずつ、投稿していくことにします。
ま、なにしろ師走の最も忙しい時期ですからね(笑)。
ま、投稿日も木曜日と決めたし、ゆっくり楽しく書き進めましょう(笑)。
それと、映像表現をできるだけ、文章化していきます。
あと、渡辺謙さんのナレーションの文章も書き起こしていきます。
その間にコメントとセリフをいれ、それに対する文章をいれる感じで
構成していきます。
では、はじめましょう。
明治二十七年七月二十五日
朝鮮西岸 豊島沖
宣戦布告はまだ行われていない。
しかし海上では最初の砲煙があがった。
海に砲弾が飛び込んでいるようです。どかんどかんと、すごい水煙をあげています。
その後ろにどこかの国の船団がいるようです。
この日早朝、朝鮮西岸の豊島沖で、日本艦隊は清国艦隊と遭遇、戦闘の火蓋が切られた。
だそうです。いやあ、日本の巡洋艦「浪速」でしょうか。主砲は一本だけみたいですね。
調べてみると、この船は防護巡洋艦だそうです。
兵装は、
35口径26cm単装砲2基
35口径15cm単装砲6基
4.7cm単装砲6基
魚雷発射管4門
ということらしいですね。どうも自分みたいな「宇宙戦艦ヤマト」世代には、主砲は3本で当然みたいな
意識があるんで、ちょっと違和感がありますが、でもそれをきちんと映像化できているところが、
すごいね、こりゃ(笑)。ここは、前回、ちょこっとやった「高陞号事件」の話ですな(笑)。
前回では、「浪速」が、いきなり弾打ち込んだみたいな表現になっていて、イギリスお怒り!
みたいな表現でしたが、実はちゃあんと、みたいな話になっております(笑)。
しかし、艦の首脳達がむき出しで乗り組んでいるというのが、すごいね。戦傷率が高すぐる(笑)。
しかも、真っ白装束がかっこいいねぇ。これは、「事に望んで死をも厭わず」という日本人の武家意識から
きてるんだってね。死を美で飾ろうとする、日本人の美意識、すばらしいですね。
他国にはない独自の価値観。そのオリジナル性の高さは世界に冠たるモノがあると思います。
ガラパゴス結構じゃないですか(笑)。逆に聞きたいけど、没個性に何の意味があるんですか?。
とかいいながら、国内においては、横並び意識が強いんですから、日本人て変ですねぇ。
だからこそ、おもしろいんですけど。
艦の首脳が一斉に前方を見つめております。
さらに午前十時、敵艦を追いかけていた巡洋艦「浪速」は、別の目標を発見した。
大型汽船であった。
ということで、水兵さんが望遠鏡で大型汽船の方を必死にみつめています。
マストに英国旗を掲げているが、清国陸軍の将兵を満載しているのがわかった。
というように、英国旗が写り、清国軍将兵が満載されております。
いやあ、しかしこの清国軍の将兵がそれっぽくていいねえ。頭も辮髪だし。
「浪速」は、この英国汽船「高陞号」に対し、「本艦に続いて来たれ」と命じた。
ところが、事態は容易には進まなかった。
「浪速」の艦長は東郷平八郎であった。
と「浪速」の首脳陣席の中央で(って、立ってるけど(笑))、団長東郷さん、双眼鏡から目を離します。
しかし、カールツアイスは、このときはまだ、使ってないんじゃないかな、確か日清戦争後から、と
聞いたことがありますが、まあ、深い話でもないので、それはおいておきましょう(笑)。
「浪速」側からボートが出、士官が派遣された。
と東郷さんはメッセンジャーを起動し、ヂャなく、メッセンジャーをこの英国汽船に派遣したんですね。
いやぁ、しかし、この「高陞号の緊張感」がたまらないですねぇ(笑)。まあ、敵艦が目の前にいて、
しかも、自分たちを狙っているわけですから、そこからの使者が、ほとんど丸腰に近い形で入ってきたわけです。
「こいつ何考えているんだ?」とか、「こんな奴殺しちまえ」とか、「手を出したら、俺たちも終わりだ」
とか、いろいろな感情が渦巻いている表現でしょうねぇ。
それにこの日本海軍の使者さんもすごい緊張感の表現ですねぇ。いやいやもう、切った張ったの世界以上の、
殺すか殺されるかの最前線ですからね。演じている方も気合入りまくりです。
さて、ほんとやばいたくさんの目にみられながら、甲板上を歩いていくと、前方にどうも親玉らしいひとが
見えてきます。
「come on」
と清国兵なのに、英語でした。インテリフラグ?。
とにかく、上からの視線でみると、使者の周りはちゃあんと日本兵が護衛しているんですね。
んなこといったって、一斉にかかられたら、終わりですけど。まあ、この頃の日本兵はサムライ意識が強いでしょうからねえ。
ひとりでも、いったるわ、ちゅー意識でしょうけどね。と、こちらは、お雇い船長のイギリス人登場です。
不安そうにちょっと青ざめてますが。イギリス人船長のほうが、敬礼が遅いのは、俺疲れてんだよ表現?。
「清国兵は捕虜となることを望んでおりません」
「したがって本艦は貴艦に随行することはできません」
「先程の通告通り我々の指示に従わない場合は、この船を砲撃せざるを得ない」
と、周りの連中がさわぎだします。そりゃそうですね、「殺しちゃうよ」と言ったも同じことですもんね。
不穏な空気に、使者さんも「やべ、こりゃめったなこと、言えねえな」ってな感じ。
「わかっています」
その喧騒の中で、思い切り大声をだす船長。「んなこたぁ、わかってんだ、だけど、立場上、そうなっちゃうんだよ」
という表現ですね。と横にいる清国兵の親玉みたいなひとが、周りを制します。とここで、
「イギリス人乗組員の本艦への移乗を許します」
なんていっちゃったもんだから、もう、大騒ぎ。清国兵だけぶっ殺すと言ったも同じですからねえ。
「やめろ」
とイギリス艦長が叫びますが、船上は大騒ぎ。イギリスさんもどこかへ連れ去られちゃいます。
その様子を望遠鏡で見ていた、「浪速」首脳部、
「清国兵の様子がどうも変です」
と、東郷さんに説明。東郷さん真剣な顔でそれを見つめています。イギリス船船上では、大騒ぎになっていて
「やめろ」
と船長さんがいいますが、誰も聞きません。
「やめろ」
とやっとイギリス船長さん、大声だして、なんとか清国兵達をなだめます。もう、とにかくこの船やばいっていうか、
イギリスクルーのお命は風前の灯火状態だよねえ。で、もう、必死で生き残る道を探るということで、
「この船を出港地、大沽(タウ)に戻してください」
と一生懸命に船長さんが言うんですね。
「それは・・・」
使者さんにも立場があります。それでも船長さんは必死です。
「それならば、清国兵も納得するでしょう。我々が生き残る道は、これしかありません」
と結論的に押し付けます。そうでもしないと、死が目前ですから、船長さんも必死ですな。
「ぜひとも貴艦の艦長によろしくお伝えください」
もうそれしか、彼らの生き延びる道はないのは、明白です。もう、命乞い状態です。
それをわかっている使者さんなんですけど。
「清国兵は明らかにイギリス人船長を脅迫しております。強いて我が命に従わそうとすれば、イギリス船員に
危害が加わる公算大です」
東郷はん、何かを考えながら二三歩歩きます。しかし、気合の入った表情で、
「船長の要求には応じられん」
と、はねつけます。
「高陞号に信号を。直ちにその船を見すてよ」
使者さんは驚いています。まあ、イギリス人さんがかわいそうだと思って陳弁したんですからねぇ。そして、今の東郷の決定が、イギリスさんの
死を意味していることも、理解しているんでしょう。
「は、直ちにその船を見すてよ、送ります」
副官、きちんと命令を繰り返し、実施です。
信号旗が掲げられ、信号が相手に送られます。
と清国兵は、掲げられた信号を見て色をなすんですね。
「我々の要求を拒否しました」
とある清国兵が親玉の清国兵に報告します。もう船上は大騒ぎです。
また、この親玉清国兵がいい演技するんだ。もう、いい感じですねぇ。
「静まれ!。日本の軍艦は決してこの船を攻撃しない。この船にイギリス国旗が掲げられている
限りはな!」
いい面魂なんですよね、この親玉。いかにも親玉って感じで。
そして、しっかりとイギリス国旗がはためくシーンが表現されているわけですよ。
そりゃ、ふつう、そんな大国相手にけんかはできないと考えるのが妥当ですよね。しかし、相手が悪かった。
「高陞号に旗流。ゼッパンエフ」
と今度は、浪速側の水兵さんが、報告です。
「交渉用意。ボートを送られたし」
とその意味を感じ取った東郷さんは、
「ボートを出すことはできもはん。みすみす人質をわたすだけでごわす。もう一度信号を送りやんせ」
と拒否しながら、その意味も説明します。
「了解。ボート送り難し。ただちに船を見捨てよ。送ります」
副官もきびきびしていいねぇ。そして、東郷さんは前を向きます。
「ボートをおろせ!」
イギリス船長さん、やばい逃げなきゃと焦ってます。しかし、親玉清国兵に青龍刀抜かれて、首にあてられ
「もし攻撃したら、あんたの国がだまっちゃいないだろう。そうなりゃ、この戦争は清国の勝ちだ」
と脅します。そりゃ清国兵にとっては、自分たちを守るのはイギリス国旗とイギリス人クルーの存在
だけですからね。けっこう清国兵側も追い詰められてます。
「高陞号から、貴命令に従うことは許されず」
最後通告ということです。前を向いている東郷さんの背中が神々しく光ります。
その光の中、一瞬の静寂が起こり、最後の判断がなされることがわかります。
東郷さんはゆっくりとこちらを向くと全ての判断を終えたことを示し、静かにつぶやきます。
「撃沈する」
とうとうその瞬間がきてしまいました。使者さんは、現場に行って肌で感じてきているだけに、
イギリス人クルーの運命が決まったことに衝撃を受けています。他の首脳達も、その決断に衝撃を
受けています。「ええ?やべんじゃね?そんなことやったら、英国敵に回しちまうべ?」とか思っているんでしょうか(笑)。
他の水兵さんたちも、静かな緊張の中にいます。
「赤旗あげい」
キター。いやいや、もう胴震いが起きてしまいます。赤旗が静かにあがっていきます。
東郷はマストに危険を知らせる赤旗をかかげた。
もう清国兵は大変です。なにしろほとんど目の前にいる巡洋艦が戦闘を開始しようというんですから。
「撃ってくるぞ!。応戦準備!」
等と親玉清国兵がほざいておりますが、このときイギリス船長さんはあきらめモード。
さびしげな顔になっております。
「右戦闘、目標高陞号」
東郷さんは、的確に指示をだしていきます。
「目標、高陞号」
砲弾が主砲に装填されます。もう清国兵は大騒ぎです。だいたい応戦準備なんて、何やるんだ?。
もう右往左往。コンクリートブロックみたいの持っている奴がいたけど、何の足しになるんだ?。
「八百」
「砲台よーし」
主砲の仰角がセットされます。もうなんていうか、アドレナリンがガンガンでてくるよね。
清国兵もなんかちゃちな砲をだしてきますが、いやいやそれでは相手になりますまい。
親玉もちょっといっちゃってる感じだし、イギリスさんはもう・・って感じ。
「主砲、側砲、射撃用意よろし」
準備万端整いました。東郷さん静かにうなずき、
「側砲、打ち方始め」
と静かに力強く命令します。
「しちょう喫水線をねらえ」
「右側砲打ち方始めー」
うひょー、もう、すげーかっこいーんだけど。
「浪速」の側砲の全てがついに一斉に火を吹きます.
砲弾はすべて高陞号に。みるみる高陞号に迫ります。とにかく側砲の発射音がでかい。
腹に響きます。そして、それが案外気持ちよかったりしますね。
高陞号は沈んだ。船長以下数名の船員は救助されたが、清国兵はほとんど溺死した。
この事件はすぐに上海電報によって英国に打電された。
そして、その責任者は東郷さんだった、というわけです。
いやあ、すげえね。なんつーか、アドレナリンが出まくりました。
こんな映像おめにかかったことないもんね。
いやあ、これだけ気持ちをハイにさせてしまうんだから、戦争映像というのは、魔物ですな。
さて、今回のこのシーンは、実は今回の日清戦争を描く上では、唯一、戦争シーンを見て、
盛り上がるような描き方なんですね。多分これは、日露戦争を盛り上げる描き方でやりたいことで、
日清戦争は、暗部というか、負の部分を表現することで、奥行をだす、そういう担当に
なっていると想像します。ただ、それだけだと、視聴者側に不満がたまるので、
唯一冒頭にこういう戦争シーンをもってきて、ひとつの放送回としてのバランスを
とったと考えるのが妥当だと思いますねぇ。このシーンがあったおかげで、残りで、かなりマイナス面を
強調しても、許せる作りになっていましたからね。というところから、
本シーンは、今回のエースなシーンと言ってもいいでしょうね。
脚本意図としては、ちょっと戦争のわくわくな部分を描くという感じでしょうね。
最後に溺死した清国兵を思わせるシーンを取り入れることによって、わくわくだけでなく、暗部も
ちゃんと描いたしね。ちなみにこのシーンは原作に触れられてますね。
さて、このシーンで、アゲられたのは、東郷さんであり、日本でしたね。そして、サゲられたのは、イギリスを人質にとった、清国、ということになります。
つまり、このシーンは、清国との戦いにおいて、日本は非常に公正な立場にいた、
ということを主張するシーンなわけです。
ドラマを論文的な側面で考えたとして、このシーンは、基本的な主張という奴ですね。
つまり、日本は、清との戦いを開戦したけれど、それは正しかった、清は、イギリスを人質にするような、悪辣なひとびとだった。
それに対して、サムライ魂で立ち向かったのが、日本だった。
国際法的にも正しかった。
という主張があるのが、このシーンでしたね。
基本的主張が、正しかったので、他の各論(レオ様とかさ(笑))が盛り上がっても
揺らがなかったという状況だと、自分は判断しています。
各論に対して、針小棒大にとらえることは、批判者の陥り安い罠です。
そういう罠に陥ること懸念し、大きな態度で批判することが、大切だと
自分は考えています。
と今回の投稿はここまで。なんだ最初しかできてないんじゃん、とツッコまれそうですが、
セリフの抜き書きに膨大に時間を使うんで、ま、それはやっちゃったんで、
あとは、ただシンプルにつっこんでいけばよいので、・・・まあ、日曜日の放送時間まえまでには、
なんとか、全編・・・終わらせるようにがんばりたいと思います。
では、ここまで読んで頂いた方、ありがとうございました。
次ができ次第、また投稿します。よろしくです。
時節がら、「メリークリスマス!(笑)」。
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