ゆりの木歯科医院通信

東京都文京区千駄木のゆりの木歯科医院での取り組み
「元気」「きれい」になるためにやっていることなど

金属アレルギー

2009年03月16日 | 治療について
近年、金属アレルギーの方が増えています。
金属アレルギーとは、金属が水分、汗、体液などと接触し少しずつ溶け出しイオン化します。
それが体内に運ばれ、次に同じ金属が接すると拒絶反応を起こし、皮膚がかぶれる状態をいいます。

金属アレルギーの発生頻度はピアスなどのアクセサリーによる場合が多いですが、
口の中の金属でアマルガム、ニッケル、パラジウム、コバルト・・・
といった、よく使われていた金属でもアレルギーを起こすことがあります。


この方は、産後に体質が変化し、突然金属アレルギーが発症しました。
手や背中などがかゆくなり、赤くなってしまいました。

皮膚科で金属アレルギーのパッチテストをして頂き、
「金属アレルギー」の確定診断が出たので、口腔内の金属すべてを除去しました。



すべて自費だと高額になってしまうので、保険内で可能な歯はレジンというプラスチックを
また、保険内では難しい歯はセラミックを自費で入れて頂きました。



治療後、皮膚のかゆみもなくなりました。
「これで温泉に行ける~
と喜んでいらっしゃったのが印象的でした。

ゆりの木歯科医院HP



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