ラミが 我が家にやって来て 一週間くらい経った頃だったかしら
もう少し経っていたかな
外に出たがってばかりいた
玄関に誰か来たりすると・・・必ず走って来て 様子を伺っている
気をつけていたつもりだったのに ちょっとした隙に 逃げだしてしまった
半日経っても帰ってこなかった
名前を呼んでも どこからも出てこない
まだ 寒い時期だったと思う
心配したけど どうしようもないので 玄関のドアを少しだけ開けて ただただ 待っていた
夕方 薄汚れたラミが帰って来た
おなかを空かしているんじゃないかと思って ジャスコに猫用の缶詰を買いに走った
(いつもはドライのキヤットフード)
缶詰の餌には全く口をつけなかった 翌朝になってもそのまま
今でも 海苔は少し舐めるけど ドライの餌以外は何も食べない
頑固というか 用心深いというか・・・ 見上げたものだ
自分が 一体何所にいるのか 全く分からないなんて・・・
どうしても 外に出て様子をみなければ 気がすまない
ここに来てから ずっとそのことばかり 考えていて チャンスを伺っていたの
yurinoさんの家の前は お豆腐屋さんで
油揚げを作る いい匂いがしている
ものすごく 恐かったけど やるしかないと思った
思ったより 人どうりが少なくて ほっとした
お寺があった
小ちゃな三毛猫が 二匹遊んでいた
私に気がつくと 走りよってきて
「どこから来たの?」
「ものすごく 遠いところ 空はここより青いし 空気もこことは 違っていたわ」
「ふ~ん」
「そこに 帰りたいの?」 もう一匹の子猫ちゃんが聞いてきた
「それはないわ 考えても 仕方ないもの」
yurinoさんの所へ帰らなければ
心配してるかもしれない でも 少しだけ 気が済んだ
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます