峰野裕二郎ブログ

私の在り方を問う

since 2005

町の在り方

2009年06月15日 | 暮らし
昨夜、佐世保市との合併推進派である前町長の「語る会」に出席した。
会場になっている集会所の町内会長が高校の同級生で、事前に出席を要請されていた。

彼の町内会は公営アパートからなっており、圧倒的に若い世帯が多い。一般的に若い世代は選挙への関心が低いが、彼の町内会も例にもれず、先の住民投票においても、低投票率だったと若い世代の自分たちの住む町への無関心を心配している。

そんな中、合併推進派の町長選立候補予定者から「語る会」を開くに際し、集会所使用の申し込みがあったのを機に相談があった。会に出席して、何故、合併推進なのかを問いただして欲しいというのだ。

そのことに端を発し、今回の町長選・町議選の問題点をいろいろと話し合った。とにかく、旧態依然とした枠組みを壊さなければ、新しい風は吹かないということで意見は一致した。
ごく一部の人たちにより私物化されたような町政から、町民一人ひとりが町政に関心を持ち、真に行政と議会と町民が力を合わせて町づくりに取り組む、そんな町を目指すために、選挙の在り方を考えていこうということだ。このことは、彼との間だけではなく、町の将来を考えている人たちと語り合っている。

午後7時半から始まった「語る会」は、合併推進派の町長選立候補予定者だけではなく、推進派の町議立候補予定者3人、運動員の方々他ほとんどその支持者のみなさんのようで、なんだか合併推進派の決起集会の様相を呈していて、「佐々町単独」を主張している立場の私にとっては、さすがに多少気まずかった。
やはり、若い人たちの姿はなかった。

町長選立候補予定者の話が済んだ後、すぐに質疑応答ということになったが、どなたも発言されない。
そこで「せっかくの機会なので・・・」と、枕詞【まくらことば】のように使っているセリフを言い、自らの立場を明確にした後、先ずは何故、佐世保市との合併なのかについての彼の理念を訊ねた。

それに関して2,3やり取りをしたが、いくら他に質問者がいなくとも、立場を異にする私ばかりが質問をし続けるのはどうかと控えた。

会が終了した後、町長選立候補予定者と少しの間、立ち話をした。「峰野さんが、きょうで合併推進派に変わられるよう願っています」とおっしゃるので「それは変わりませんが」、みなが町を思う気持ちは同じ。選挙の結果がどちらに出ようと、結果が出た後は、みんなで力を合わせましょうとお話しすると、その通りだ。私は何も言わないとおっしゃられた。

明日、投票日が告示される。
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2 コメント

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我が町も単独を選びました (阪口圭一)
2009-08-15 12:07:54
 初めまして。和歌山県那智勝浦町に住む阪口と申します。我が町も、8月9日住民投票の結果、投票率69.89% 賛成票2307票、反対10531票となり、単独を選びました。
 佐々町と那智勝浦町、合併の話が出たいきさつや合併にならなかったいきさつは、それぞれ違いがあると思いますが、小さな町の方が、民意が反映されやすいと町民が判断したことは同じだと思います。
 またこれからどのようにまちづくりをしていくかということも同じですね。遠く離れた町から注目しています。
 読み聞かせ活動はしていませんが、読み聞かせは好きです。仕事場で時々、訪れた子供にすることがあります。
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小さな町だからこそ (峰野裕二郎)
2009-08-15 19:48:43
こんにちは、阪口さん。コメントをいただき、有り難うございました。

和歌山県那智勝浦町、有名な町ですね。
勝浦町の人たちも単独を選ばれたのですね。

私たちの町も単独を選択しましたが、おっしゃるようにこれからが問われています。
多くの人の力が集まるために、よりよく変わっていくために、そのために私ができることは何なのか考えていきたいと思っています。

きょう、注文していた絵本が届いたばかりでした。読み聞かせは楽しいですよね。





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