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月の満ち欠けに時の流れを感じながら、皆でそれぞれの持ち時間を楽しく意味あるものにしていきたい。

野田収さんのグラスで贅沢気分

2018-05-16 09:40:15 | 日記

   日々の生活、楽しくもあり、苦しいこともあり。

   先日は、ちょっとお疲れ気味で気分転換に仕事の帰りがけにふらりとデパートの北海道物産展に寄り道。夕食を買って、せっかくなので時間のある時に前はよく寄っていた手工芸品のお店が並んでいるところを見て、ついでに美術画廊のコーナーへ。

   すると、何とも奇妙で力強いガラス作品が並んでいるのに出会った。小さいスペースに大胆にガラスの塊を手ごねしたような作品。

   何気なく見ていたら、3人の方が楽しそうに話をしている前に、何だか見たことのないユニークな形のガラスのぐい飲み?

   とてもけちん坊な私。特に自分のために高価なものを買うのが得意ではなく、洋服はバーゲンかOff house の中古買い。気楽な値段で中古のブランド品を買えた時は、高価だったものを飛び切り安い値段で買えた喜びがプラスするのがまた楽しくて好きといった具合だ。

   という訳で、贅沢には普段は無縁な私だが、たまに日々使う器や箸にだけプチ贅沢をする。作家の作った空のタンブラーを買ったのから始まって、テレビグランプリで優勝した人のロックアイス入れや、手作りの作品を買って楽しむ。値段は3000円~10000円。

   伊藤ナツキさんのぐい飲みは結構長く愛用してお気に入りだった。

        

     だけど、形あるモノの定めでヒビをいらせてしまい、惜しみつつお別れ。以来、なかなか「コレゾ!」というものに出会えないでいた。

     話は戻って、3人の方たちのそばにあるグラスに目をとめたら、ひと目で「!」 そして、話をしていた3人の中にこの作品の作家である野田収さんご自身がいて、作品が新島の珍しい軽石状のコーガ石(抗火石=黒雲母流紋岩)を主原料として創られたもので、独特のオリーブ色が特徴とのお話をしてもらった。

           

       夕食前には、養命酒とお酒を少々(?)飲む私。まずは、養命酒。養命酒にはちょっと大きめだが・・・

                 

        ワインには、いいね、いいね。向きによって、雰囲気が違うのも面白いし。持ちやすい。お話をしていた3人の中の女性が、「このグラスに氷をいれて飲むと、とてもいい音がするんですよ~」と教えてくださったので、今度それもやってみよう。

        私が最初に手ごねと思った作品については、「熱いので勿論、手ではこねられません。道具を使っています」と野田さん。でも、何か手ごねしたような大胆さが面白い。そんな作品と、私の買ったグラスはちょっと違った印象。でも、頂いた新島ガラスアートセンターの紹介パンフに、ちゃんとこのグラスも冷酒セットの写真に入っていた。このユニークな、きっと将来も飽きることなく楽しめそうなこの形は野田さんの代表作といえるのだろう。

        「内側から棒で突いているんです」とのことだが、吹いて作った器にたった6か所を棒で突いてこの造形ができあがる。まさに、プロ芸術家のシンプルな創作品ですね。

        母の日に旅先からの帰りに息子が寄ってプレゼントしてくれたワインを入れて、ほろ酔いのひと時の幸せを満喫。

        人間、嫌なことも辛いこともいろいろあっても、幸せを感じるこの瞬間がある。

        「終了5分前でした」と3人の中の男性。そんな時間の偶然の狭間で出会ったグラスを相棒に、これからも もう少し頑張っていきますぅ。

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