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上ホロカメットク山~三峰山~富良野岳 2008年6月22日

土曜日、仕事が終わってから清水町へ移動し21時30分頃、清水町の剣小屋に到着。単独1名(既に就寝)、10名程の1グループ(宴会中)が居た。一人かと思っていたので、賑やかな様子に安心と不安が・・・私ってへんな人。

お酒も飲まず、すぐに就寝。
朝は4時に目が覚める。グループの方々も次々と起きてくる。夜中もずっとストーブのお世話をしてくれていたけれど、実は肌寒いのが好きな私は少し暑くて寝苦しかった(^^;)

夜中に大雨が降っていた。夢うつつに、ああ、明日はだめかぁ・・・。朝起きるとやはり小雨がしとしと降っていた。携帯でお天気を確認すると、道北方面と札幌だけ晴れになっているけど、ここまで来ていて札幌の山に登りたくないっしょ。富良野方面が近い・・・。富良野西は最近登ったばかり。芦別は新道なら嫌だなぁ、次は旧道から登りたい・・・でも時間がもう遅い。グループの方々からは富良野西にしよう、出発は6時、という声が聞こえる。私は・・・、十勝連峰でも行ってみようか・・・。5時に出発する。

原始ヶ原から富良野を考えたけれども、悲しい軽自動車、ガソリンの残量が少ない。山道を走るには足りない。でも、まだスタンドが開いてません。
仕方ないのでスタンドが開く8時まで寝て待つことに。あ~あ・・・この時間なら何処に登る・・・友人連れ登山の下見に富良野岳に行くかー。決定・・。

十勝岳温泉に到着すると駐車場は既に車で溢れている。おおっ~、こわいぞ。山の中も登山者ラッシュか・・・。

8時40分 十勝岳温泉登山口

何度も歩いている道を歩き始める。でも時間が遅くて皆さんはもっと先へ行ってるので割りと少ない。

9時15分 上ホロ分岐 

登山者に出会うようになる。分岐からは沢の雪渓を登って行く。やがて、このコースの核心部!・・・木の階段が現れます(ーー;)ペースを落として呼吸にあわせバテないように登ります。登りきるとご褒美の大展望!!やっと元気になった。(日高敗退、ガソリン切れ、何度も登っている山・・・不機嫌な私)



富良野岳(D尾根から)
いつ見てもカッコいい山だ



キバナナシャクナゲが旬です。もうたくさん咲いていました。天塩岳でも見たから今年は当たり年かな。

安政火口が見えます。昨年の11月に起きた雪崩の事故を思い出す。何度来ても思い出すことでしょう。今は何事もなかったかのように穏やかなのに・・・冬の山は恐ろしい。



三峰山



かみふらの岳への最後の登り


10時05分 かみふらの岳(1893m)

女性が一人休んでいるかみふらの岳のピーク。写真を写してすぐに出発。わずかな急登で上ホロ山頂。



かみふらの岳から上ホロカメットク山と奥に十勝岳



キバナシャクナゲのお花畑
上ホロへの縦走路途中から


10時15分 上ホロカメットク山(1920m)



上ホロカメットクから見える十勝岳


十勝岳がガスの合間に見え隠れ。数年前上ホロ経由で十勝岳~望岳台へミニ縦走した。
何年振りかの山。好きなピークなのですが、この山域、人が多すぎます。5分程、休憩して再び降りる。かみふらの岳を再び通過して今度は三峰山(さんぽうざん)へ向かう。



三峰山本峰へ


11時05分 三峰山(1866m)



三峰山山頂


中央の本峰がピークらしい。山頂標識がある。この山も何年振りかだけれど、実は私の大好きな山の一つ。十勝連峰で一番好きなかな。これから行く三つこぶ最後のピーク付近の岩の稜線と庭園のようなお花畑が素晴らしい。ミネズオウが可愛い。キバナシャクナゲはここでも本日の主役。エゾノツガザクラはつぼみの状態。もちろんこの山のセールスポイントは展望でもある。いつもは富良野岳から回って来るけれど、今日は初めて逆方向から来てみた。



《三峰山のお花》

エゾノツガザクラ



チングルマ



エゾノハクサンイチゲ




岩の稜線が高山らしい雰囲気です(背景は富良野岳)
でも、怖いところや危険なところはありません
※クリックで写真が大きく見れます。戻る時はブラウザの”戻る”で。



ミネズオウ


11時45分 富良野岳肩分岐

さすがぁ、富良野岳・・・混んでます。肩分岐、座る所もままならない感じ。息が出来ない・・・苦手なんだ(^^;)
でも、お腹が空いたのここで昼食にします。今日はお稲荷。最近は海苔が高くてお稲荷を作って持って来ることが多い。甘くて美味(^^)

15分程休憩して富良野岳へ。

三峰山もだけれど、エゾノハクサンイチゲが一面びっしり咲いている。エゾコザクラ、チングルマも咲き始めている。メアカンキンバイはちょっと早く、お姫様のコイワカガミは葉っぱはピカピカだけれどお花がずっと下の方でつぼみともいえない感じ。でも、例年よりもずっと早いです。いつもなら見頃は7月中だけれど、今年はやはり2週間程早い。

富良野岳特有の真っ赤な土の部分がある。昨年秋、沢から登って、最後の詰め時も真っ赤な土の急斜面を登ったことを思い出す。ズルズル滑って登るのがたいへんでお助け紐を貰った。もちろん登山道ではない。

12時20分 富良野岳(1912.2m)



富良野岳山頂から
尖ったホコ岩から続く岩の稜線


山頂は満員御礼。山頂標識の写真はまともに撮れない。私の居場所は無い・・・。
ガスが時々晴れて、ホコ岩など、富良野岳特有の岩の稜線が見えます。なかなかの迫力。

12時35分 下山開始

お花の写真を写しながら降りる。



エゾノハクサンイチゲの群生地


12時55分 富良野岳肩分岐

この区間は長いです。昨年も沢から登ってこの夏道を降りましたが、あの時も今日も長いです。





13時35分 上ホロ分岐

下山の人たちで登山道は溢れています。そう、まるで遠足のよう・・・。

安政火口の沢を渡って道を歩いていると、年配の登山者が近付いてきて後ろから”あなた、早いね”と声を掛けられる(単独だからね・・)。
その方は、80代半ばの方で昔は山岳ガイドをやっていて今はお知り合いの方々を無償でガイドしたりして山を楽しんでいるそうです。今日は単独でトレーニングがてら来たよう。なんと、山岳ガイドのN社の有名なガイドの方のお父様でした。それにしても80代には見えない歩き方です。私は80代になっても山歩きしてるのかなぁ・・・。

14時10分 十勝岳温泉登山口

その方とおしゃべりしながら、あっという間に登山口。
お花見ハイキング、楽しかったです





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