北京の青空もf16

2006年 帰国。いつの日かまた中国へ

陰と陽

2006-03-25 01:06:54 | 留学生活
中国語の発音はいつまでたっても難しい。基本的には日本語同じ音はない。英語の音の方がずっと中国語に近いらしい。だから英語の正確な発音を身につけている人は、中国語の発音を身につけるのが早い。中国語はそれぞれの単語ごとに声調がある。声調を間違えると違う意味になってします。高い音、低い音、上がる音、下がる音、この4種類をしっかり区別して発音しないと、いくら話しても相手に通じない。さらに長い音、短い音を使い分けないと、感情が表現できない。
この声調、中国の陰陽思想と深く深く関わっているらしい。現代中国語では厳密さがかなり崩れてきたらしいが、古代中国語とくに詩には、厳密なルールがあったようだ。中国思想において、世界は陰と陽によって形作られている。易も陰陽の組み合わせを見ることで、現在の状況や将来の動きを推し量るものだ。陰と陽と言えば、囲碁も中国発祥。囲碁はもともと神様のゲームで、黒(陰)と白(陽)の石を並べることで、盤上にひとつの世界を創造しているとか。
中国語の音とリズムは世界の音とリズムの表れになならない。中国語を話すこと自体が世界の創造に関わっているのだ。なんてことを考えてみた。壮大だなぁ。