西やん中洲にいます。

西やん67歳、日々の出来事独り言

何もない日445 【新プロジェクトX「京」】

2024-06-15 21:39:33 | 何もない日
こんばんは。

今日は雨が降ると思っていたので、昨日帰ってすぐにクリニングに持っていたり、洗濯を朝のうちに済ませたりしたのですが、今日は降りませんでした。
明日は、一時的に降る時間帯もあるかも知れませんが、本格的には来週火曜日(18日)以降のようです。
週間天気予報を観たら、その頃から雨の日が増えるようなので、この頃が、遅れている「梅雨入り」になるかも知れません。

「梅雨」は、特に末期に豪雨災害が起きやすく、短い方がありがたい気もしますが、雨が降らなければ降らないで「水不足」にもなる訳で、適度に、得にダム近辺では降ってもらわないと困ります。

今は、『日本の四季』もあいまいになってきているというか、ずれているというか。そう感じるのは私だけでしょうか。

【新プロジェクトX「京」】
京の、NHKの「新プロジェクトX」は、スーパーコンピュータ「京」の開発秘話でした。

そんなたいそうな話ではないのですが、観ながら思い出して。
私がコンピュータ関係の仕事についたのは、私立高校の教員をしていて病気をして、いずれ公立学校の教員を受けるつもりで、「商業科教員」に今後必要となるであろうコンピュータの知識を得るためでした。すでに結婚していたので専門学校ではなく、素人でも雇ってくれる会社を探し、大阪本社で東京に支店のある100人程度の会社に入社しました。

最初の1か月は、研修のため東京の田町駅近くにあった沖電気(OKI)というメーカーの工場内で研修を受けました。そこで習ったのが、今はほとんど使うことのない、アセンブラという一番原始的な言語です。

その後、その会社に3年勤め、かみさんの実家のある熊本で勤務できるということで大手のソフトウェア会社に転職しました。

そこで担当した業務に、「COBOL」というコンピュータ開発言語があるのですが、「富士通」が新しい「UNIX」といOSの小型コンピュータを発売するにあたり、「COBOL」の翻訳ソフトの開発の仕事をしました。
プログラマーが「COBOL」という言語で記述したソースプログラムを解析して、機械語(コンピュータを動かすためのコード)に翻訳するというものです。そこで求められたのは「性能」(スピード)です。
「ベンチマークテスト」というものがあり、ある計算などの処理を数万回とな行い、その時間を計測して、性能を数値化するものです。

当初、「C言語」という言語で開発を進めたのですが、なかなか目標の性能には近づかす、方針を変更して、言語をアセンブラに変更して、機械語レベルで削るようにしました。それも、見直し見直しをして1ステップ(1行)でも減らすようにしました。

最終的に発売期限が近づき、最後の「ベンチマークテスト」でも、あと少しですが目標値の性能を達することはできませんでした。
そこで、富士通の責任者の方が言ったのが。『石を変えるか』
何のことがというと、中央演算装置(CPU)という半導体があるのですが、それには性能的なレベルがあります。それを、想定していたレベルのCPUより性能のいいCPUに変更するという意味です。もちろん、コストとしては高くなります。

「あーっ。最後は『石』なんだな」と思いましたが。
この時の経験は、私のその後に大きく影響しました。
考え、工夫することが「楽しい」ということです。

それから、時に、仕事にハマっていった次第です。

テレビを観ながら、そんなことを思い出していました。

では、また。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿