先週、息子が1泊2日の宿泊研修に出かけました。習い事の送り迎えもないし、
なんだか精神的に自由な時間。(いつも自由にはしてますが…)さてどうしよう?
ということで、仕事帰りに映画館へ。『八日目の蝉』観てきました。
角田光代の原作の映画化。数日前、なんとなく本屋で文庫本を立ち読み
したら、しばらく長いこと読みふけってしまいました。このまま買って
読むべきか迷ったのですが、湊かなえ原作の『告白』は原作→映画という
順で見て、ちょっと失敗だったので、今回は逆で行く事にきめました。
最初から、本当に重たくて暗い。
不倫相手の子を誘拐した女。
産まれたばかりの娘を奪われた不倫相手の妻。
そして誘拐された娘。
ずっと心に傷を背負ったまま人生を送る。
やがて成長した娘は不倫相手の子を身ごもる。
話が進めば進むほど、これは誰も救われないなぁ~と思えて仕方なかった
のですが・・・。
タイトルの『八日目の蝉』
蝉は七日で死んでしまう。
もし八日目の蝉がいたら・・・。
その蝉は八日目に何を見て、何を感じるのだろう?
辛い現実かもしれないし、素晴らしい世界かもしれない。
だから人は歩いて行けるのかもしれない。
絶望の中でも、見えない明日にわずかな光を期待して。
近々、ゆっくりと原作本を読んでみようと思います。
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