秋の七草の一つにハギ(萩)がある。ハゲといえば私の頭を指すが、ハギといえばヤマハギ(山萩)をさすそうだ。全国どこでも見ることが出来るが、花の知識に乏しい男連中にとっては単に見ただけで、この花がハギと思って見てはいないはず。庭の片隅にハギの花が咲いてきた。7月に一度庭の草引きをやり、ハギも刈り取ったのだが、野草は強いもので再度の登場だ。どんな野草でも、花が咲き近くで見れば可愛らしいものだ。葉は例外なく3つつき(3出複葉)、形は楕円である。豆果は5ミリぐらいで,種が1個入っている。10月になりハギの傍を通れば、この豆の入ったさやが衣服にくっついて運ばれて、来年また新しい命が誕生する。
【豆知識】
・属名: マメ科ハギ属
・学名: Lespedeza bicolor
・特性: 落葉低木。 樹高1~3m。
・葉:3出複葉で互生。 小葉は広倒卵形または広卵形。 長さ4~6cm。幅2~3cm。
小葉の表面は緑色。 裏面は淡緑色。 葉縁は全縁。葉先は円頭。側脈は10~13対
・花序:基部につく葉より長い。 花は紅紫色で長さ約1.5cm。
類似種のツクシハギは葉先がやや尖る。
・分布: 北海道、本州、四国、九州の丘陵帯から山地帯下部の日当たりのよい所に生える。
・花期、果期: 花期 7~9月 果期 10月
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