人は見かけによらぬと良く言ったもので、雀友の「いやみなK君」は正にこれを地でいっている。不器用で服装に無頓着な彼を見ていれば、とても趣味で燻製を作るなんて想像だにできない。
麻雀のとき時々自分で作ったベーコンを持ってきて、メンバーに食べてみてくれと出してくれる。私は燻製類は好きでないので進んでは食べない。30年以上前の話になるが、高知へグループで旅行したとき、ホテルの夕食に本場の「カツオのたたき」が出てきたが一切れも口にすることはなかった。それくらいいぶした食品は好きではない。先週、麻雀の帰りに彼を家まで送ったときサーモンの燻製を一枚頂戴した。女房は燻製は好きなので結構な土産だ。2~3日してから女房が一切れ食べたところ「わ~っ美味しい」と絶賛の声を上げた。「今まで何 度も燻製をいただいたが、これほどにまで美味しい燻製は食べたことはない」と大感激をしていた。早速にパスタ料理、ポテトサラダ、チラシ寿司を作ってくれた。なるほどサーモンがとろける味で、美味しさが口の中に広がってくる。好きでなかった燻製もこれが縁で、好きになるかもしれない。いやみなK君100円高。
昨夜、麻雀のとき、燻製秘話を聞くことができた。10数年前に友達の家に行ったとき友達が燻製器を手作りしていたそうだ。これを見て俺にも出来ると作ったのが縁で、それ以来どっぷりと燻製作りにはまってしまったようだ。
素材のサーモンは魚屋さんで、1匹8,000円もするような高価なキングサーモンを買っている。年末になれば親類へお歳暮として送っていて、どなたも毎年期待して待っているとのこと。それもそうだろう買えばバカ高い。
その期待に応えるべく一昨年から冷蔵庫を更新し、燻製器も作り直し(米保管庫を改造し24枚入る)増産体制をとっている。作る量が半端でないので、従兄弟が手伝いに来てくれているそうだ。素材費が10万円かかると聞き口ぽか~ん。サーモンの燻製は生のサーモンを使用するので、冬場しか作れないとのこと。
今日テレビを見ていたら、パン屋さんだったかカレー屋さんだったか忘れたが「たくあんの燻製」を作っていた。たくあんの燻製は、秋田では「いぶりがっこ」とれっきとした名前がついている。K君一つ「たくあんの燻製」を作ってみてはどうだろう。「おされなタクアン」と若い女性を虜にするかも。もてるK君を想像するだけで楽しいではないか。ムハッムハッと貴殿の含み笑いが聞こえてきそうだ。
K君、年末には元気の証の美味しい燻製を作って食べさせておくれ。女房ともども首を長くして待ってるよ~。願わくば、我が家も親類に加えてもらえないもんだろうか。
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わたしの知り合いもサケで燻製を作っていますが,味は普通です。どの程度のものか一度味見をしてみたいものです。
親類に加えてもらったならば、おすそ分けいたしましょう。
これだけ素材が高ければ失敗は許されませんね。
マジメが売りなのに、いくら冗談と言えども飲む打つ買うのの不真面目親父はないでしょう。
これ男が憧れる三拍子というのでなかったかな?
お望みなればチョイ悪親父に変身しましょうかね。
おすそわけしていただけるのであれば、何も言いません。