ゆみちゃんの365日

日々の出来事を綴っています。

初冬の風物詩「古老柿(ころがき)」作りは最盛期だ!

2015-12-07 21:47:04 | まち歩き

12月7日(月曜日)
今日は青空で気持ちの良い日和です。10日前に宇治田原町の「柿屋」での「古老柿(ころがき)」作りを見学に行きましたが、今日あたりが最盛期ではなかろうかとプールで泳いだ後、見納めに行きました。最初に見学したのは荒木地区の「柿屋」です。柿屋の前の田んぼにはムシロが敷かれ、その上には柿が天日干しされています。

端には2台の専用のもむ機械が見えます。

この中に干し終わった柿を入れてガラガラと回せば、やがて白い粉をふいた「古老柿」が出来ます。この作業を「ヒル」と言います。昼にやるからでは有りませんよ。
おじさん一人で、わき目もふらずにせっせと忙しいそうにやっています。

そばの川では鴨が泳いでいます。今晩は2匹ほど捕まえて鴨鍋にしましょか。

次に向かったのは立川地区の「柿屋」です。何と言っても宇治田原町で一番大きな「柿屋」を見ることが出来ます。
一体何個位の柿が柿屋の棚に干してあるかと言えば、4~6万個あるそうです。宇治田原町には古老柿の生産農家は約20戸あり、生産量は約20トンに上ります。
土手の上から、「おばちゃん写真1枚撮らせてください」と声を掛ければ「いいですよ!」の返事が返って来ました。

大きな柿屋なので、大人4人も作業をしています。今が正に最盛期です。出来上がった「古老柿(ころがき)」は今月13日の「事始め」に会わせて出荷され、京都市で初セリが行われます。
田んぼの中に立つ「柿屋」が見られる光景も、柿屋が解体される12月下旬までです。見たい方は今の間ですよ。連絡いただければ案内はお任せ下さい。

12月8日(火曜日)
やっぱり今朝の朝刊に載りました。(M新聞)
「寒風さらされ甘み増す 宇治田原 古老柿作り最盛期」
宇治田原町の農家で特産の干し柿「古老柿」作りが最盛期を迎えた。丸太で組んだ「柿屋」の棚には皮をむいた小粒の「つるのこ柿」がびっしりと並び、寒風にさらされている。
同町南の森口雅至さん(32)方では高さ9メートル、6段の柿屋を建て、11月上旬に干し始めた。約2週間乾燥させた後、地面に敷いたむしろの上に広げ、天日でさらに約1週間干す。柿が鮮やかなオレンジ色から深い色色に変わり、箕(み)と呼ばれる竹ざるや柿もみ機で踊らせるように振ると、表面に糖分の白い粉が吹いて完成する。
森口さんは「高かった気温は先月下旬から下がり、今月に入って風がよく吹くようになった。感想が進み、甘みの詰まった柿ができる」と話す。「事始め」の13日に合わせて出荷を始めるという。

12月8日(火曜日
同じくK新聞も今朝の朝刊に載りました。
「柿屋 冬彩るだいだい色」
宇治田原町で特産の干し柿「古老柿(ころがき)」作りがピークを迎えている。民家の屋根よりも高い「柿屋」と呼ばれる丸太で組んだ竹製の棚に、皮をむいた鮮やかなだいだい色の柿がびっしりと並び、師走の寒風と天日にさらされながら、山里の冬を彩っている。古老柿は、小粒の渋柿「つるのこ」が素材。贈答品として人気があり、町内では農家約」20戸が生産する。同町南の森雅至さん(32)方では、自宅前に設けた柿屋(6段、高さ約9メートル)の棚で皮をむいた柿を約2週間、乾燥。棚から降ろした後、むしろの上で1週間ほど天日干しする。柿は完成が近づくにつれ、表面に糖分がしみ出て白い粉をまぶしたようになる。森口さんは「干し始めの11月初旬は気温が高く、品質管理に苦労したが、下旬以降は気温が下がり、乾燥した風がよく吹くように」なり、甘みも増してきた」と話した。13日の事始めを前に、11日に出荷する。

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