12月13日(木曜日)
愛妻の針治療のため、3歳の孫を連れて京都松尾へ行った。治療院に愛妻を降ろしたが孫はスヤスヤと眠っている。さてどこに行こうか。とりあえず嵐山方面に向かった。先日までは紅葉見物の観光客でごった返していたそうだが、いつも通りの姿に戻っていた。車を駐車するには、清滝トンネンルの60メートル手前を化野(あだしの)に行く所に、無料のスペースがある。ここに駐車することにした。駐車したとたん孫が目を覚ました。30メートル手前に何やら寺があったので、ここに行くことにした。 「愛宕念仏寺」 だった。
拝観料金300円を払うとパンフレットをもらった。見ればこのお寺さんは1200体もの羅漢があるようだ。この寺の名前は愛宕山(あたごさん)参道のふもとにあるので、「あたご念仏寺」と思っていたが「おたぎ念仏寺」と知る。何とややこしいことだ。
山の階段を登って行く。山の斜面やらいたる所に羅漢さんがいる。
どの羅漢さんも表情が違うので見ていて飽きない。孫は飽きるというか、余りにも多い石仏は少し怖いようだ。
ネコを抱いている羅漢さん。
舌を出している羅漢さん。
ヒゲをはやしている羅漢さん。
笛を吹いている羅漢さん。
苔で顔が分からない羅漢さん。
親子の羅漢さん。
笑っている羅漢さん。
アベックの羅漢さん。
山の斜面と境内には所狭しと並んでいた。
とにかく何でもありのようだ。
「ふれ愛観音堂」に行き孫に拝みなさいと言えばちゃんと拝む。
「三宝の鐘」は孫にとっては面白いようだ。綺麗な音色が山に響く。黙っていると止めそうもない。
「もうやめようか」。鐘を突けば浄財入れの口が待っている。
滝のように水が落ちてくる所に行けば、水の中に落ち葉を入れ遊んで、これも黙っていれば止めそうもない。
「婆ちゃんを迎えに帰ろうか」
仁王門の左右の鎌倉時代に造られた仁王像に別れを告げた。
1時間の嵐山の散策だったが楽しいものだ。
愛宕念仏寺(おたぎねんぶつじ)は古来より火伏せの神様として 信仰を集めている愛宕山参道のふもとにあって、天台宗延暦寺派に属する寺で、嵯峨野めぐりの始発点。寺の駐車場もあり手軽に訪れることが出来ますよ~。