12月2日(木曜日)
愛妻は針治療で、桂離宮でおなじみの桂へ通っている。治療は1時間かかり、アッシー君の私は車の中で寝て待つのがいつものパターンだ。先日の朝刊に”松尾大社の拝殿にお目見えした、来年のえと「兎」を描いた巨大絵馬”が掲載されていたことを思い出した。
1年前、この巨大絵馬を見たさに、初めて松尾大社へ車で行ったな・・・。そうや!ボケ~としているのなら松尾大社へ絵馬を見に行こう。
駐車場から阪急桂駅まで300メートルほどだ。松尾大社は桂駅から二つ目なので、ものの5分ほどで到着した。
駅を出ると目の前に大鳥居が現れる。
鳥居の上に注連縄を張り、何やら乾燥した植物がぶら下がっている。
何だろう?いくら考えても分かるはずが無い。後で調べて見ると、これは脇勧請という榊の小枝だった。松尾大社は賀茂神社と並び京都最古の神社といわれているだけあって、参拝客や観光客が多い。
また松尾大社は、日本第一の醸造の祖神として、全国の酒造家や醤油、味噌、酢等の製造及び販売業者から格別な尊崇を受けている。従って酒造家から奉納された、石塔やら酒樽をあちこちで目にする。
境内には無料の「お酒の資料館」があり、ここには昔の酒造用具などが展示されている。
参道を突き進み楼門をくぐると舞殿があり、本日のお目当てジャンボ絵馬が登場。
この絵馬は高さ3.2メートル、幅5.5メートルもある。1983年から続く恒例行事で、原画は左京区の日本画家藤原美貞(みてい)さんが手掛け、同大社の出入り業者でつくる「松尾会」が奉納しているそうだ。カメラで沢山の方がこの絵馬を撮っている。どなたも来年の年賀状に使うことだろう。この絵は12枚を使いまわしをしているわけではなく、毎年奉納とのこと。この大絵馬は来年の1月下旬まで掲げられているそうだ。
行ったことのない方は、一見の価値はありますよ。楼門、舞殿、拝殿どれも豪華ですよ。
境内の紅葉、背景の松尾山の秋色も、見ごろだった。1時間の待ち時間を、往復300円の電車賃で上手に活用し、自画自賛しておこう。
【メ モ】
〒616-0024 京都市西京区嵐山宮町3
TEL (075) 871-5016
阪急電車「松尾」下車徒歩すぐ。
専用駐車場有り : 無料
拝観時間 境内は拝観自由
庭園拝観 大人 : 500円 学生 : 400円 子供 : 300円
磐座登拝 大人(高校生以上) : 1000円 子供(小・中学生) : 500円