7月2日(金曜日)
7月の声を聞いたとたんに、垣根に群生しているヤブカンゾウ(藪萓草)の花が咲いて来た。
この橙色の花を見れば、いよいよ夏が来たを実感する。カンゾウには、「ヤブカンゾウ(藪萓
草)」「トビシマカンゾウ(飛島萱草)」「ニッコウキスゲ(日光黄菅)」「ヒメカンゾウ(姫萱草)」「ハマカンゾウ(浜萱草)」「ホンカンゾウ(本萱草)」などの種類がある。佐渡市の大野亀のトビシマカンゾウ(飛島萱草)は、日本一の大群生で知られている。我が家のヤブカンゾウは花は八重であるがノカンゾウは一重だ。
カンゾウは、若芽でも花でも食べることが出来る。近所の大学教授は私が畑にいると、「カンゾウをいただけませんか?」とおっしゃる。カンゾウが食べれると知らなかったときは、「何を
されるのですか?」と聞いたが、今では「どうぞどうぞ、好きなだけ勝手にお持ち帰りください」と言っている。
知ったがぶりをしながら、我が家では一度も食べたことはない。どうして食べないかと言えば、食べ方を知らないからだろう。こんなに料理方法があるのにね。
健康志向の貴女、カンゾウが欲しければいつでも差し上げますよ。
【参 考】
1.カンゾウの食べ方
カンゾウは甘い味と食欲を誘うぬめりが特徴。さっと湯がいて水に浸してから、おひたしやあえものなどにして食べるのが代表的な食べ方。
また、フキなどといっしょに煮込んだり、油などで炒めて食べても美味しい。味にくせがないので汁の具にしても美味しい。
また、成長して大きくなったカンゾウの花やつぼみを茹でて、酢の物(三杯酢)や天ぷらなどにして食べることも出来る。
カンゾウはクセがないため、卵や油とも相性がいいので炒めて食べても美味しい。
中華料理にはカンゾウを乾燥させてつくった金針菜(きんしんさい)が使われるが、恐るべしほうれん草の20倍の鉄分を含んでいる。
2.カンゾウの種類
・ヤブカンゾウ(藪萓草)
・トビシマカンゾウ(飛島萱草)
・ニッコウキスゲ(日光黄菅)
・ヒメカンゾウ(姫萱草)
・ハマカンゾウ(浜萱草)
・ホンカンゾウ(本萱草)
3.花が咲くまで普通は5年ほどかかる。