ゆみちゃんの365日

日々の出来事を綴っています。

日本で2番目に長い木造の「流れ橋」を渡ってきた

2008-11-18 23:42:42 | まち歩き

2008_11180031 家の近くに木津川が流れている。下流に向かって車で15分ほど走れば、全長356m 幅3mの日本で2番目に長い木造橋の「流れ橋」がある(世界一長い木造の橋は大井川にかかる蓬莱橋で897m)。橋脚部分まで木造の橋としては日本一の長さだ。
流れ橋は正式には上津屋橋(こうづやばし)という。大雨や台風により、川の水位が上がれば、橋床が流れることか2008_11180012 らこの名前がついたようだ。増水して、橋脚まで水が達すると、全長を八分割してワイヤで連結された橋床が流れる。
橋床は橋脚に半分がつながっているため流失することはない。大雨、台風が去れば通行止めにして復元するのだが、かなり費用がかかる。
プールの帰りに何年ぶりかに行った。その昔は車で橋のたもとまで行くことができたが、現在は通行止めの柵が設置され300メートルほど歩かなければならない。時代劇の華やかだった頃は年に20回近くロケーションに使われ、現在でも年に数回使われている。
2008_11180005 2008_11180009 Ws000001 の何本かの橋脚がコンクリート製になっていた。4年前の台風で流されたので、そのときにコンクリートにしたのだろうか。
2008_11180015_2 橋に上がり以前に探偵ナイトスクープで、右岸から左岸までの板の枚数が何度数えても、その度に違うということで探偵が調べてたことを思い出した。私もヒマにまかして、何枚あるか数えてみた。下を向き1枚、2枚と200まで数えて前を見れば、左岸まで気が遠くなる距離だ。や~めた。
橋の上で母親と年頃の娘さんの二人連れに出会ったので、カメラのシャッターを押してあげて喜んでもらう。探偵ナイトスクープの話をしたらお母さんも見ていたようで、「1、700数枚でしたよ」の返事を聞き、最後まで数えなくて大正解だった。この親子は、はるばる大阪から見えていた。橋の下には淀川のように、幅広く川が流れていると思っていたようで、右岸の30メートルほどの川の狭さには驚いてい2008_11180023 2008_11180019 た。橋のそばは広大な砂浜で、4輪駆動車のタイヤ跡が2008_11180021 無数にあり、休日には楽しんでいるようだ。
左岸まで5分で行ったが途中でバイク、自転車と何台もすれ違った。地元の人にとっては生活道路である。欄干が2008_11180002 2008_11180007 2008_11180029 無いので風があればスリリングだ。バイク、自転車は押して渡るようにと看板が立っているが、守る人は皆無と言ってよい。バイクは遠くからガタガタと大きな音を出してくれば、歩いている者は思わず振り向いてしまう。
橋の上から上流、下流を眺めれば爽やかな気分だ。地元の近場にこんないい所があるのに、10年に1回訪れるなんて橋が泣いている。案内して欲しい女性がいれば喜んで案内しましょう。橋のたもとで沢山のメダカを見つけたので、春になればタモを買って獲りに行くつもりだ。
[参考]
1.木津川は宇治川・桂川と合流して淀川となる。
2.昭和初期の架橋以前は渡船があった。
3.1960年代までは、木津川下流部各所に水泳場があった。

コメント (4)
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