ゆみちゃんの365日

日々の出来事を綴っています。

どうして校長を更迭するの!

2008-11-16 23:32:26 | ニュース

神奈川県県立神田高校の入学試験で、髪形や服装などに問題のある生徒を不合格にしたと新聞で知った。同校は平成17、18、20年度入学者選抜で、願書受け付け時や受験日に髪形や服装などを独自にチェック、「入学後の生活指導が困難」と判断した計22人を点数は合格圏内だったが不合格としていた。妹の旦那とこのことで議論したが、お互いに考えは同じで「不合格は当たり前」の結論になった。例えば就職試験に、まゆをそっている・髪を染めている・つめが長い・態度が悪い・胸ボタンが外れている・服装がだらしない・ズボンを引きずっている・スカートが短い・落ち着きがない・軍手をつけたまま書類を受け取る…こんな人間を採用してくれる企業は、そんなにあるはずは無い。
入試の選考基準にそんなことは書いていないと問題にしているが、学校生活にふさわしい服装、態度を含め規律を守ることは合否基準以前に当たり前ことである。報道の反響が大きく同校は「不適正だった」と謝罪し、県教委が11月1日付で校長を更迭てしまった。この処置に対し、生徒の間から異動撤回の署名活動があるそうだ。県教育や同校に約1,150件の電話やメールが寄せられている9割は、校長や学校側の判断を擁護する内容のようだ。擁護する意見は、「服装や態度で選考して何が悪いのか。選考基準になくても当然」「高校は義務教育ではない。(不合格にした)校長の判断は正しい」「風紀の乱れを事前に守ろうとした校長がなぜ解任されるのか」など。
そもそも同校は数年前には約340人の全校生徒のうち、年間約100人が退学する問題校だったそうだ。いまどき公立高校でこんな学校があったとは、驚きを通り越して何と言っていいやら言葉が見つからない。更迭された校長は規律刷新に率先して取り組み、最近は地域で悪い評判も無くなり「あの先生だからここまでいい学校になった」と父兄の評判はすこぶる良い。
報道がうるさいから、と安易に校長を更迭する県教育はどうかしている。先生も勉強以外のことで振り回されては、たまったものではない。いっそうのこと来年の入試から「髪形や服装などに問題があれば減点50」とかハッキリ書けばどうだろう。親も子供の受験に当たり、注意をするのが当たり前と思うが出来ないとは情けない。
私の高校時代は、指導部の改善指導に従わなければ即「停学」の二文字が待っていた。

コメント (3)
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