大人のイジメかも知れない

中村紀洋選手はオリックスと今期の年棒交渉で決裂し、自由契約の身分で退団してしまった。オリックスは昨年の中村選手は故障して成績が悪かったので２億数千万円から６０％減の８千数百万円を提示した。協約でいけば減棒は最大４０％であり故障も全力プレーでの結果でありその点を考慮してくれとごねたが球団はこれを受け入れなかった。元々’０４年オフ近鉄がオリックスに合併されたとき残留を望むオリックスを振ってアメリカへ渡ってしまった。このときメジャー契約であれば展開は違っていたかも知れないがマイナー契約のため少々マイナーで頑張ってもそう簡単にメジャーの試合に出れるわけでもない。結局メジャーでは彼の売りの本塁打は０本で一年で帰国したのである。渡米前にオリックスに愛着がわいてこないと言って袖にしたオリックスに今度は入る神経が私には理解出来なかった。清原選手が巨人を首になってオリックスに入団したので彼が一緒にやろうと誘ったからかも知れない。’０２年には４２本塁打、１１５打点と大活躍したときが中村選手の絶頂期で一時はタイガースへ入るかと期待していたのであるが渡米してしまいガッカリした思いが残っている。昨日から全球団キャンプに入ったのだが一人寂しく今日も練習をしている。身から出た錆と言うもののどこか彼を採用してやってくれないかと期待しているがその気配は全く無い。これは大人のイジメでないかと推察している。球団オーナーがみせしめにあの男はとるなと密談していれば日本ではどこも声をかけないであろう。韓国に行くか台湾に行くかしかないように思えるが結末はどうなることか。マリナーズのイチロー選手と同学年でまだ老け込む年でもない。イチローは努力をおしまず毎年進化し、今ではスーパースターだ。
中村選手がこれをバネにして進化した姿を見れる日が来ることを期待してやまない。