わたしのいる時間

日々の記憶

なみだ

2007-08-27 19:06:27 | 遍路日記 土佐の国その1
2005お正月遍路の記録。

2005.1.7
29番国分寺へ。
山の上のお寺は山を登らないと、たどり着かないけれど
平地にあるお寺は遠景からは何処にあるか分からない。
気がつけば、角を曲がるとある。
土佐の国分寺は柿葺きの本堂や銅板葺きの大師堂、
苔が美しい庭がある。

お寺に入った頃
乳母車を曳いたおばあさんと一緒になりました。
いつも通りロウソクを灯し
お線香を香炉に…
そのおばあさんは火の終わったロウソクを落とし、
香炉の灰をきれいにかいていました。
灰をかくとか 今まで考えた事なかったので
丁寧なおばあさんだなと思った。
納経も終わり、境内で休憩。
見るつもりも無かったのですが
先ほどのおばあさんが
大師堂で柵に取りすがるようにお参りしていました。
なんだかせつない。
何をお参り、願っていたのでしょうか。

お接待

2007-08-27 19:04:05 | 遍路日記 土佐の国その1
2005お正月遍路の記録

大日寺にお参り後、物部川に掛かる戸板島橋を渡る。
橋を渡り歩いていると
自転車に乗ったおじいさんが近づいてきた。
おじいさんはぶっきらぼうに
ジュースでも呑めと200円を渡してくれた。
お礼の納札を出そうとしているうちに
さーっと自転車で行ってしまう。
呆然と見送ってしまった。


歩き遍路の道を歩く。
農業用水が走っている。
高知市内にはいるまで田園地帯を歩いた。

28番 大日寺

2007-08-27 18:40:59 | 遍路日記 土佐の国その1
2005お正月遍路の記録。

2005.1.7
今日の目標は高知市内まで歩きたい。
お遍路の休みもあと3日ほどなので
帰りの1日を残して2日間でどこまで歩けるかな。
国民宿舎海風荘からは、昨日国道から歩いてきた道ではなく
民家の間を港に降りて行く道を教わって降りる。
階段状の道、猫と挨拶する。

道の駅 夜須。
昨日の宿が岬の先端に見える。




徳島の日和佐から歩き続けたR55ともはなれ野市町へ。
用水脇をあるきながら28番大日寺へ。
へんろ標識を追いながら古い遍路道を歩く。
ふと気付くと大日寺の山門まえにたどり着いていた。



28番大日寺。
本堂や大師堂は比較的新しいものの、
山門や納経所、納経所まえの中門は
歴史を感じさせる手入れの行き届いたものだった。
石垣も美しい。
奥の院、爪彫薬師堂にもお参りする。