親子

ここ何日もテレビや新聞ではボクシングの亀田父子の事でもちきりです。私はボクシングはほとんど見ませんが、亀田兄弟とその父親の事はいろんな報道で知っていますし今や知らない人は少ないでしょう。先日の試合で、前日まで大口を叩いていた次男坊が目に余る反則行為で惨敗しました。試合は見ていませんでしたが、私が気になったのは、この父親は私と同い年であるという事。父親と母親の性差はあるけど子を持つ親としてのこの１人の父親の子育てや価値観など思いをめぐらせてしまいました。父親は自分なりに、時には思い悩んだりしながらも独自のスタンスと価値観と信念で子ども達を育ててきたのでしょう。しかし、今回の件についてのコメントや謝罪の弁を聞いていると、ボクシングの指導者でもなく、豪快な強い父でもなく、ただ単に「子離れできない親」でしかないなあと感じました。息子達もやはり、まるで父親のための人生を歩んでいるとしか思えない。「親父のため」「息子のため」は聞こえようによっては美しいかもしれないけど、何か事を起こした時の責任の取り方によってはただの甘やかし、甘えん坊でしかない。責任の取り方、間違いを素直に認めて謝罪する事をきちんと教えるのが親の役割だと思うけど、意外とそれができてない親が多いのも事実。わが子にお金や目に見える財産を残すより、ちゃんとした生き方を教える事の方が大事ですね。子どもには子どもの生き方が、親には親の生き方がある。自分の人生を生きるのは、自分しかいないのよ。
間違っても親の夢を子に刷り込むことだけはしてはいけないなあ。
写真はもう何年も大事に育ててる鉢植えのバラです。我が家に来たときからちっとも大きくならないのですが、毎年春にしか咲かないのに、今年はこの季節にも花が咲きました。四季咲きの花だから不思議じゃないんですけどね・・・