<過去記録(2007~2013年)>徳井由美子~ゆみりん・ブログ

ゆみりんこと、徳井由美子(ホーリー・ホーシー、他)の、これまでの過去ブログ記事を、ここに移設してきています。

レーナ・マリア(生で)聴きました!![~コンサート]

2009-02-23 21:02:37 | 音楽(その他)
~アフガニスタンの人々と共に~

ということで、第35回 チャリティーコンサート が2月22日(日)の午後3時から、

大阪女学院のヘールチャペル(玉造)にて、行われました-

”レーナ・マリア”ご存知ですか???



すごい素晴らしい声質と、歌唱力とフィーリングの持ち主ですよね
私、ひいきの歌手です。!なかなか、「好きです」と言い切ってしまう人が少ない自分ですが、
ごくわりと最近なのですが、この人の歌唱力とセンスにはまっています-

声だけ聴いたら、最初「なんて、幸せそうなプリンセス(歌姫)、」って誰もが感じるでしょうね

ご存知-かの方は、とっても重度な障害(手足)を生まれながらにもってきた人です

もし、片方だけしか腕がないーとしても、自分なら、ひがみっぽく、きっと
”なんで私だけ”
”神様なんかいない”
”いたとしてもーわたしには関係がない”
-そしてそのうちに
”自分は生きる価値がない”-ってふうに、ひねくれて、自分を卑下して、神をうらんで卑屈になっていくんでしょうね-

このレーナ・マリアさんのご両親はクリスチャン(レーナさんが生まれる前から)だったそうですが、
最初のショックはー・・(ご本人の、お話にも少しありましたが)どうでも、
やがて、この子をふつうの子として、育てよう、ときめ、実際にそうされたということです

水泳でパラリンピックなど国際的なレースで好成績をおさめ、高校~そして大学と音楽を専攻されて、今ではアンダースン氏(ハンサム)という音楽家の立派なご主人の妻。
何より~その讃美の声はすばらしい!
前述からくりかえしになるけど
なかなか、「これは聴ける!」ってはんこ押せる歌手って少ないですね
私の好みに、フィーリングや声質がハマったってこともあるでしょうが・・
やっぱりこの人のもつ、苦しさや悲しみを超えてきた、ソウル(魂)に、なんらか触れ得たからではないか、と思っています。

-そしてそして、
(確か、この人のコンサートに、1、2年前のクリスチャンセンター(CS)での、行きたくてしかし、チケットが満席でとれなかった経験が)
ついに、知人を通して、この日にコンサートがあることを知って
チケットを入手できました、今回は場所は大阪女学院(CSとともに、玉造)であるとのこと、
アフガニスタンのためのチャリティーか・・


もちろん、この大阪女学院、今回はじめての訪問で
しかし、このヘールチャペルとやらに入場(PM2:30過ぎ~)すると・・予想以上の入場者数で
予想では、200~300名か、と・・しかし目算1000人以上では?

1部の前半は、
大阪女学院のゴスペル部やボランティア部の卒業生が中心になったクワイア(全20~30名位)のゴスペル。OH HAPPY DAYや他を。

後半に、このアフガンコンサート委員会(というのが、発起人らしい)の主催者、阪井和夫さん(60歳~位に見えました)と、女声(これが、タイプ~歌のタイプ、ね=がそれぞれ全く違った)3名と、キーボード奏者・越知理恵さん(またお会いしましたー昨年CSでのクリスマスコンサートでも)らと奏でる約30分。~私、どうやら電話で、この阪井さんから直接チケットを販売していただいたようです(帰ってから気づく。)驚いたことに、発起人の阪井氏は、目がご不自由で、しかもその姿で、EMCEEをして(冗談も言って)、その後ピアノを弾かれました。-聴いておりまして、正確なリズム(とテンポ取り)と危なげない鍵盤さばきに、かなり感動しました。・・なんか、指先から、音楽を愛しとんやなあー・・ということが伝わりました。

さて、その女声3名の、それぞれに違う歌のタイプなんですが^
もちろん、私は、1人目の正統派声楽家タイプ(ドレス着てました)の人の歌がよかった。-難しい歌でないが、声の張りや質がよくて、惹きつける歌い方、あれぐらいまで最終的に歌えるようになったらいいのにな、と思いました。
2番目はー全然ちがう、女の子、ってタイプで、地声(じごえ)の可愛さとつたない歌い方で聞かせる、ってことなんでしょうね。
3番目は、だめです、ごめんなさい-今どきの、歌謡曲調だった。歌の内容は、スピリット的にはゴスペルなんでしょうが。苦手です、あの手の歌唱法は、私は。

さてさてさてさて

2部になりまして、レーナ・マリア登場!

ステージに裾から上がってくる彼女 写真でしか見たことがなく
やっぱり、とても歩くのにも、ごく自然に、というわけにいかないようで、
一瞬とても同情心、といったらいいのか、やはりたいへんなんだなあ、と思ってしまいました。
しかし、スポーツ(ウー)マン、なんですよね・・
そういうことを考えながら聴いていると
(1曲目は、日本語で”翼をください”でした)
声がのびるんですよね~ ブレスも上手いんでしょうが(もちろん)
たぶん、私も少しだけ歌をしてる者として、あれだけ声がどんどん伸びていく、ってのは
鍛えてる証拠じゃないかな、って思いました。
声は運動ですからね、筋肉が弱かったら、ぜったい力強い声は出ませんから

でね、でね おもしろいんですー
おもしろい、っていうかハプニング、っていうか、他の人の中には、”なんでやねん!(プロの歌手やろ~)”ってブーイングする人もいるかもしれません、が

あの、CDの中では完全なほどに日本語の歌が上手い、
レーナ・マリアさんときたら、

『(日本語の)歌詞がとんでる(忘れてる)』んですよ。

あり得ない、って思うでしょー? しかも、「輝く日を仰ぐとき」「いちわのすずめ」のときに、両方、それも前者は一部(やりなおした)、後者は最初の部分、完全に!(止まって→思い出させてもらって→やりなおし)・・私・・笑いましたわ
この人も人の子だってね!~すごいボーカリストでも
外国語の入る場所って、脳みその、上っ面の辺なんですよ!
舞台にでて、場所が変わったり、また視界から入る、ふだんと違う莫大な情報量によって
その脳ミソの場所から、ふっと歌詞(外国語)が、出て来なくなるんですよ!
~私は、笑い事ではない(しっかりしてくれ~)と思いながらも、自分にあてはめて(自分も英語の歌を忘れる)、少し安心して心強くなりました。(・・)

その後も、カントリー調、ジャズ(4ビートの、ゆっくりした曲調の)タイプの曲や、もちろん讃美歌などを、レーナ調でたっぷり聴かせてくれて、どんどん歌がノッていって、・・

(不思議なことに、この人がEMCEE(喋り)=通訳入り、してて、何か説明して、”次の曲はー”っていったら、次の曲が大体予想できたんですね、そして)

最後の曲は、「神様が、私を、どのようにして、高めてくださるかー を歌った曲です」
ということで、これは・・「YOU RAISE ME UP」(われらがHoly horseyでもたびたびとりあげる歌です)しかないやろう?。果たしてー
イントロが始まり、アイリッシュ調のもの哀しげな旋律は、そのユー・レイズ・ミー・アップ、でした。

感動です、レーナ・マリアのYOU RAISE ME UP が聴けるとは。
この曲、彼女、レコーディングしていないんですよね、だから持ち歌にある、って知ったのも最近です。

また、アンコールには、同国スウェーデンの有名アーティスト、ABBA(アバ)の曲から、
♪THANK YOU FOR MUSIC~ と歌っていましたから、題名かな サビのフレーズのこの歌詞のところ、力込めて歌ってるのが印象的でした、きっと音楽ありがとう、っていうのはあの人の心からの感情なんでしょう。すごく歌にハマっていました。・・

熱気の中、コンサートの幕は閉じられました。 (END)





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10 コメント

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Unknown (けろちゃん)
2009-02-24 08:32:49
レーナ・マリアを聴きにいかれる機会があるなんてうらやましい! よかったですね~! 彼女の歌は前から好きでしたが、最近の声が、より、のびがあって、深みが出た気がしています。ゆみりんさんも、いろいろ触発されましたか? 
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Unknown (ゆみりん)
2009-02-24 23:21:51
けろちゃんさん>
久留米のtaizo牧師さんからも、同じことを言われました~はじめて聴けて、ほんとうによかったです!レーナ・マリアさん以外の出演者の人たちの演奏も、いろいろで本当に楽しかった。これらの方たちのほとんど全てに触発されたかな。障害があって、歌ってられる人、主催者の阪井氏、盲目でもスピリットで弾いておられた。ゴスペルは、心だってこと!~深く感じなおさせられました。
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Unknown (けろちゃん)
2009-02-25 10:28:10
ゆみりんさん
今、レーナ・マリアを聴けたことに意味があるのかな~なんて。ゴスペルはいいな。レーナ・マリアが出たことで、障害者のお遊びみたいに言われなくなったのもいい。それに、障害者が歌っても歌わなくてもいいっていうのもいい。なんていうのか…障害者はみんなパラリンピックを目指すべき、みたいな事を言う人もいるんだけど、障害者に普通に選択できる自由や、普通に結婚できる権利みたいのが、ごくごく普通にできた彼女もいいし、彼女のバックグラウンドもいいな。日本もそうなってほしい。
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Unknown (orion)
2009-02-25 11:07:52
私も以前お茶の水クリスチアンセンター
で聴きました。この時は夕食付きでしたので目の前で聴きました。
よかつたでした。日本が好きでよく
きているようです。本もCDも買いました。
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Unknown (ゆみりん)
2009-02-25 11:56:00
けろちゃんさん>
果たして、レーナマリアさんのような人を見ていると、障害者というレッテルが人格よりも上位に来たりする現実が、逆に不自然に感じられます、-そういえば、健常者?とされてる私も一般の人も、心のどこかは非健常者-としたら、何も身体や精神の障害の方と一線を隔するものなんてないような気がします
その人はその人だものね 障害があってもなくても だからパラリンピックにだって出たくない人もいるし 歌が好きだったら、レーナさんみたいにピアノも弾きたいと思うし その辺のバリアをどけていってあげよう、という全体の理解がいりますね
今回書かなかったけれど、第1部の30名位の男女のクワイアの中から、一部をソロで、たぶん知的障害がある若い男性が出てきて歌ったんです すごくたどたどしいのに、-『歌』に感動できました。うまくないのに。~その子が出てこなければいけない必然性でもないし、お涙拍手頂戴、的な舞台設定にも見えなくて、ごくごく自然に表現されてて、全体がよりよく見えた。すごいって思った。(感動)これは障害があるなし、でなくて、「あの彼」が舞台に立つことの必然性だったんだよ。
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Unknown (ゆみりん)
2009-02-25 11:56:39
orionさん
>わあ
ここまで訪れてくだすって感激してます。
お茶ノ水でですか・・彼女、日本ひいきみたいで・・
40回くらいは、きているそうです(since1998ごろ)
私より2つ年下なんですね~
この日のコンサートでは、「I love JAPAN~♪」なんてオリジナルの曲もありましたよ
好みが一致していたところで、次はいっしょに特別讃美はこの人の曲で?(実現するか?)
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Unknown (mari)
2009-02-25 21:04:12
レーナマリアさんのコンサート聞けて良かったですね
以前私もコンサートに感動してCDを求めました。
完盲の男性ピアニストのコンサートも聞いたことがありますが神様は特別に素晴らしい賜物を与えられるようですね。
健常者にないもの「神の栄光」ですね。

いい時を与えられて良かったですね。
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Unknown (ゆみりん)
2009-02-25 21:15:55
mariさん
ありがとうございます、コメント、
思えば、レーナさんの歌がきっかけとなり、つながりとなった私達でした・・
やはり、お好きだから、曲をお使いになてたんですね

レーナさんの語録に、”神様に、ご計画があってこのように私を造られた-(中略)、また私に障害を残して置かれるのは、人間にとって大切なのは身体の健康ではなく、たましいの健康であることを明らかにするため、だと思っている”とあります

いくらそうでも、ほんとうにそうですが、でも自分がそうなって、なおそう言い切れるのは-彼女が本当に、神の恵みの中に生きている証なんでしょうね。すごいことです

「わたしの恵みはあなたに対して十分である。わたしの力は弱いところに完全にあらわれる。」(聖書より)

~この恵みの中で生かされる、ことを意識して生き続けるためには、身体において健常な私にはハンディキャップ(?)ですが、日々そのようにして生かされていきたい、と願っている毎日です・・
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Unknown (けろちゃん)
2009-02-26 11:53:40
「あの彼が立つ必然性」いいね~! そういうのがいいな。なんていうのかしら、障害でもなんでも、大上段に構えるのではなくて、気がついたらそこに、みたいのがいいです。理想と言われるのだけど、でも、世の中って、すでにそこにあるものを否定したり勝手に作り上げたりして、つまりは多数の思い通りにしようとするところがある。そこに、切り込むのではなくて、「在る」っていうのが、レーナ・マリアの存在みたいに思いました。なんだか、わかったふうでごめんなさいなんだけど~でも、そう感じたんだな~。やっぱり、いいな。
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Unknown (ゆみりん)
2009-02-27 00:03:39
けろちゃんさん
あ、そうかー・・
「在る」ってことなんだね、自然に。ごくふつう、ふつうに存在することを見せられて感動してたんだ、私。
”大上段に構えるのではなくて-そこに居る”
何でも、このごろは作られたみせかけの美しさが尊ばれてー そうじゃない、自然に存在することが、ふつうが尊いんだ、それが実現されてた、コンサートだったから、新鮮で感動できたんだ(理解した。)
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