「田舎の少女が抱いた文化への憧れは、駅前で売っているありふれたケーキのようなものだったかもしれない。
でも、そのケーキにあふれる思いを寄せる人が確かにいる。決してばかにできないよなあと僕は思っている。」
今月の日経新聞 私の履歴書は、演出家の蜷川幸雄(にながわ ゆきお)さん。
若い人には、映画「おいらん」(土屋アンナちゃん主演)の監督をした蜷川実花さんのお父さんっていう方がわかりやすいかな。
人見知りだった幼少時代、田舎から埼玉に出て成功した父親、歌舞伎やオペラやバレエに連れて行ってくれた母親。
阪急電車、21時過ぎの光景を思い出した。「N」の青いカバンを背負った、小学校3~4年生くらいの子ども達。
その小さな背中を見るたび、中学受験なんて早ければいいってもんじゃないのにな~って思う。
塾の宣伝にアオられないで、柔らかい頭がカタくならないうちに自然とか芸術とか見せてあげてほしい。
感性や自発性って、あとからなかなか作れないものだから。
☆
でも、そのケーキにあふれる思いを寄せる人が確かにいる。決してばかにできないよなあと僕は思っている。」
今月の日経新聞 私の履歴書は、演出家の蜷川幸雄(にながわ ゆきお)さん。
若い人には、映画「おいらん」(土屋アンナちゃん主演)の監督をした蜷川実花さんのお父さんっていう方がわかりやすいかな。
人見知りだった幼少時代、田舎から埼玉に出て成功した父親、歌舞伎やオペラやバレエに連れて行ってくれた母親。
阪急電車、21時過ぎの光景を思い出した。「N」の青いカバンを背負った、小学校3~4年生くらいの子ども達。
その小さな背中を見るたび、中学受験なんて早ければいいってもんじゃないのにな~って思う。
塾の宣伝にアオられないで、柔らかい頭がカタくならないうちに自然とか芸術とか見せてあげてほしい。
感性や自発性って、あとからなかなか作れないものだから。
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