「パティシエになりたーい!」ブログ。

元パティシエ・オペラのお菓子の話やらオタクっぽい話やらのごちゃ混ぜブログ。

うちのかんがえたさいきょうのノリコ

2015-08-28 23:37:06 | きょうのできごと
うちが考えた「勇者ノリコ」のおはなし(今頃……)。


「幻想公演・栄光のシュヴァリエ」にて提示された「伝説の勇者」の情報はあまりにも少ないです。それをいいことに色々想像してます(現在進行形)。
去年の年末の超短期ツアーの内容なんて覚えてねーよって方はこちらを参考に。→ 【モバマス】幻想公演 栄光のシュヴァリエ イベントストーリー

まずは、伝説の勇者の基本情報。数千年前(※これは本人談)、オークと共に封印された。
……って、なんで勇者が「共に」封印されてるの??オークが封印されるのはわかるけど…。なんで勇者まで…。

そしてオチである「復活の言葉」のこと。
あの場ではっきり唱えたのは聖騎士チアキじゃなくオークじゃないかって意見には大賛成ですが、まあそれは置いといて(……)。
この世界には「ドーナツ」という言葉がないらしい。
だけど、ラストでチアキが言ってるので「円形の揚げ菓子」は存在する…。名前「だけ」がない。名前だけが忘れられている…。

これは…… そう… たとえば…
勇者は自らの身を犠牲にして、オークを封印したんじゃないだろうか?(発想が…遊戯王…)
オークを封印するには、全力で自分の魂もろとも封じてしまうしか手はなかった。それくらい手ごわい相手だった…。



勇者は仲間達と力を合わせ、オークをあの洞窟まで追いつめる。手ごわいオークも瀕死の重傷を負い、それでもまだ洞窟の奥へと逃げる。傷を負いながらも、勇者が一人、それを追う!
今しかない。今、封印するしかない。この機を逃せば、またオークは傷を癒して復活し、国の民を襲うだろう。これ以上、悲しむ人を増やしてはいけない…。それに次は、仲間が誰かやられてしまうかもしれない…!

洞窟の奥の奥、行き止まりになっているところでオークに追いつく勇者ノリコ。
宝剣を振りかざし、叫ぶ。「オーク、覚悟!!ドーナツパワーで、お前を封印するよっ!」
オークは言う。その傷でその力を使えば、勇者自身も無事では済まないと…(あれ?書いて初めて気づいたけど、これってセラムン110話だね?発想の元ネタが少ないぞうち!!)。それはただの命乞いではない。勇者もわかってる。それでも迷うことはなかった。
平和のためならば、この身はどうなってもいい…。

ただ… ひとつだけ…
勇者ノリコの力の源である、神聖なる食べ物、「ドーナツ」(コーラで車は動きません!ドーナツ以外でノリコは強くなりません!同じことなんだよ!!)(……)。
その聖なる力をすべて、オークの封印に使ってしまえば……その力は失われてしまうだろう。誰もがこの素晴らしい食べ物の名前も、持っていた力も、忘れてしまう。勇者ノリコに力を与え、人々に笑顔を与える「ドーナツ」…。忘れられ、そして、永遠に消えてしまうかもしれない…。

「…ううん、あたしは信じてるよ!ドーナツは、なくなったりしない!
皆が忘れてしまっても、きっといつか、思い出してくれる人がいるはずだよ。
その時まで…、あたしと、ドーナツの力が必要になる時が来るまで…
あたしは、待ってる。
チアキ、カリン…… 待ってるよ……」


仲間たちが洞窟の奥にたどり着いた時、勇者の姿も、オークの姿もなく、そこにはただ、宝剣だけが残されていた。
王国に平和が訪れ、その最大の功績者である勇者とその仲間達は国中から讃えられた。のちに彼女は「伝説の勇者」と呼ばれることになる。

彼女が愛したあの食べ物の名前は、やはり皆の記憶から消えてしまった。だけれど存在だけは残った。特に名前もない、ただそこにある食べ物。それなりに人々に食べ続けながらも、名前をつけるほど愛情を持つ者は誰もいなかった。
”古の時代、どこかの英雄が好んだ食べ物だとか…。”
そんなおとぎ話のようなことを語る者もほとんどいなくなった。
あれから数千年。
一人の魔女があのオークの封印を解いてしまい、王国が危機にさらされた。

…伝説の勇者が目覚めるまで、あと少し。




ええと……これでもここまで書くのに何時間もかかってるんですけど…アホかうちは!?そしてとても恥ずかしい…。
本当にこういう話好きだよね…うち…。「自己犠牲の精神」とかって、全く持ってないから憧れがあるのだろうか…(黙っとけ)

自分の命と、大好きなドーナツの存在ごとひっくるめて力づくでオークを封印したノリコ。
皆のためとはいえ、辛くないわけがないですよね…。
でももっと辛いのは、ノリコ一人にそんな重荷を背負わせてしまった(と考えちゃう)仲間達だろうか…。

そうそう、ノリコは数千年ぶりの復活なのに、なんで出てきていきなり「聖騎士チアキ」の名前がわかったんだろうかって疑問があるんですけど(あ、これはうちの作った話じゃなく、本編ね。イベント本編でノリコがチアキの名前を呼ぶんです)、…これも考えてて、多分、ノリコは間違ってるんじゃないかっていう……
チアキも、カリンも、昔一緒に戦ってた仲間の、子孫なんじゃないかなってね!そっくりだから名前をそう呼んじゃったって…。って、こうやって書くとお馬鹿さんみたいですが(ノリコごめん)、あの後こんな会話があったんじゃないかなーって…。
「ところで勇者ノリコ、どうして私たちの名前を知っているのですか?」
「え??どうしてって…?………ああーーーーっ!そういえばちょっと違う!!子孫かあ…!そっくりだねっ!!」
「し、子孫??」
みたいな。
ついでにご先祖様は、子孫と同じ「聖騎士」と「槍使い」じゃ、なかった、ならおもしろいなあ…とかまで考えてました。ほら、劇場!劇場であったじゃん!どんな役がやってみたいかって法子が千秋さんと花鈴ちゃんに聞くやつ。あれですよ。花鈴ちゃんは巫女さんで、千秋さんは王女だったんですよ!すごくアクティブな王女で、周りに猛反対されながらも勇者とのオーク討伐の旅に無理矢理ついて行って…!
王女は訓練はしていたとはいえ、戦いのプロじゃないから前に出過ぎて結構深い傷を負ってしまって…それを巫女さんであるカリンに癒してもらっていた。その隙にノリコは一人で進んだ、とかどうかな…おお、いい感じ…!?(いい感じなのか…?)
勇者的には、皆を守るためだったんだろうけど…、きっとチアキとカリンは深く傷ついただろうね…。ノリコを守れなかったって…。もっと自分が強かったら、って思いが、もっと強くなりたいって意志に変わって、それが子供に、孫に引き継がれて、…子孫は王国の騎士団長の座を争い合うくらいの優秀な戦士になった、…とか!おお!いーねーいーねー!!(考えながら書くな)

…そういやさっきの劇場437話の話、やってみたい役=前世での姿って決めてみると、法子は「ドーナツ屋の娘」ってことになります。でもそうだったのかもね!普通の町の娘だったノリコ。ドーナツを愛し、ドーナツからも愛される彼女は不思議な力を得て、「勇者」として選ばれた…!まさに白羽の矢が……って今度はこれ「moon」かな!?発想元!!


皆のために戦い、皆のために自分の命を投げ出したノリコ。
自分で想像しといてなんですが、……考える度に泣きそうです。
でもね、救いなのは。ノリコの物語はここで終わりじゃなかったってことです。
ノリコが望んだとおり、必要な時に「復活の言葉」は見事唱えられ(※オークに)、
蓄えていた力で必殺技を放ち、今度こそ王国に平和をもたらしたのですから。
いつか解かれるかもしれない封印におびえることもなく……

…いや、ノリコは待っていたんでしょうね。
オークに確実にとどめを刺せるだけの力を。仲間達を。
数千年は長いけれど、ノリコにとっては少しの間。目を閉じてから、目を開くまでのわずかな間…(「FSS」…?)。

聖騎士チアキが、槍使いカリンが、…もしかしたらオークの封印を解いた森の魔女レナもが、
…「勇者ノリコ」の物語を悲劇のまま終わらせなかった。
大好きなドーナツのある世界で、これからも皆の平和のために戦う。
もうきっと、自分の身を犠牲にするなんて手段は取らないだろう。
今度こそ皆で、平和の輪を、友情の輪を、たくさん作っていけるのだろう…。



…うん…。きっとそうだ…。書いて、初めて納得できたわ…(納得できてから書けよ…)。
ノリコの物語は、悲劇では終わらなかったんだ。
ありがとう、「栄光のシュヴァリエ」。最初にその、封印だとか、なくなった「ドーナツ」という言葉のこととかを考え出したときには、「なんで勇者ノリコにそんな悲しい物語を背負わせるんだよ…」ってばっかり思ってたけど…
あの、公演で。「法子」が演じる舞台の上で。
ノリコの物語はハッピーエンドになったんだね…。

ノリコは最強で、最高に幸せな勇者だったんだ。

よかったね、ノリコ。
そして、ありがとう、法子。

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