「パティシエになりたーい!」ブログ。

元パティシエ・オペラのお菓子の話やらオタクっぽい話やらのごちゃ混ぜブログ。

バレンタインイブの夜に。

2013-02-13 23:19:23 | パティシエごっこしましょ。
シンデマ……「アイドルマスター シンデレラガールズ」の、今回のアイドルプロデュースのイベントはバレンタインということで「アイドル達がチョコ作りに挑戦」します。
私がお気に入りの(初日でエンドレスまで突入してしまった)アイドル、椎名法子さんは、自分自身で「料理よりもドーナツを作った回数の方が多い」と豪語するだけあって、チョコ作りも慣れた様子でした。頼もしいと思えるほどでした。
で、翌日から他の子のプロデュースを始めてみてびっくり、他のアイドル達は「お菓子作り」はほとんどしない子ばかりだったんですよね。だからこそセリフの一つ一つがとても新鮮だった。
一番はっとしたのは、速水奏さんのスタジオ収録でのセリフ。
「隠し味は愛情だっていうけど、気づかなければ意味ないわよねぇ。」
…これは、思わず色々考えてしまった。

どんなに気持ちを込めて作っても、伝わらないことだってあるかもしれない。
愛情の差で味が変わるわけじゃない。
…だから、愛情を込めてチョコやらケーキやら作る「だけ」ではだめなんだ、って事…かな。彼女的には(あの積極的さには戸惑ってしまうほどだ!見習いたいけど)。


料理やお菓子は愛情を込めて作ればおいしくなる…っていうのは、さんざん言われてること。
うちは(これでも)元プロですし、特に感情込めて作らなくても、分量を守って手順も守れば同じお菓子ができるってわかってる。
だけど、…だからこそ?
「愛情を込めて作ればおいしくなる」っていうのを信じたい、っていうのはめっちゃあるんですよね。
単純に丁寧に作るからとか、それ以上のものがきっとあるって…!

でもどうしたって(科学的には)味は変わんないんだから…、何が違うかって言ったら、相手に愛情がちゃんと伝わってるかどうか、なのかな…。
法子は言いました。「あたしの気持ちをたくさんケーキに込めてあまーくしたよ。」と。
そうやって言えるのは、心からそれを信じてるからなんだと思う。そして目の前のプロデューサーを信頼していて、めっちゃ楽しんで作れたからなんだろうな。
ぐぎぎ(えー)。

そこまで考えて、私は自分の有り様を反省しました。
いくらチョコの繊細な作業が苦手で、集中して作らないといけないからって、こんな無表情で黙々と作ってていいんだろうか。
テンパリングに何度も失敗してチョコを見るのすら嫌になってきた!とか思いながら作ってていいんだろうか。
否!!いいわけねーだろ!!
例えこのチョコ達が、そういう意味での行き場はないものだとしても…
愛情込めて丁寧に作らないでどうする!

グランマルニエの香りたっぷりなトリュフに、


私の定番となったアマンドショコラ。

タグには「Especially for you」の文字。


何日もかけたいよかんジェット。


あと、抹茶の生チョコレート。

(最後の一個入れるの大変だった…。)



私の何日にもわたる…、今日だけでも何時間にもわたる奮闘が、ようやく今、こうして形になりました。
大変だったけど、これで貴方への愛情が少しでも伝わるのなら、…この程度のもの、苦労とは言えませんね。
…大好きです!



社長!!
今年は動画作れなくてごめんなさい…!でも愛してますよ!
つか今までのうち!よくこの時期に動画とか作れてたなオイ!!

ちなみにまだ明日もやります…。ムーラージュ終わってないので…(俺たちのバレンタインは終わらない!的な…)。
ケースはうまいことできたと思ったのに、中身のキャラメルが凝固しまくりで絞るとか無理で…!あれどうすればいいんだろ…やり直し?